ドローボールの打ち方

f:id:swinganalyst:20210907073641j:plain

右に出て戻って来るのがドロー



Question

ドローボールの打ち方を教えてください。
インサイドアウトにクラブを振っても、右にボールが出るだけで

曲がりません。
曲げるために手首を返すと真っ直ぐボールが出てフックするだけ

です。

 

Answer

ドローを打つにはまずストレート球が安定しないとバラつきが出

ると思います。

その理由としては打球はフェイスの向き、ヘッドの軌道、そして

球と手の位置でも変わるからです。

 

基本はワンスイングです。

振り方は真っ直ぐに打つのもドローを打つのもほぼ同じですが、

セットアップを変えます。

右を向いてアドレスし、フェイスは落としたい所に向けてストレ

―ト打ちが教科書です。

 

手の軌道もヘッドの軌道もストレート球を打つのと同じですが、

右にエイミングするだけでヘッドの軌道がインサイドアウトにな

ります。

 

そして余計にクラブを返すとインパクト時の手とヘッドの位置関

係が変わって真っ直ぐに出て左にカーブする事がありますので、

ストレート打ちが安定していないと何が悪いのか分からなくなっ

てしまいます。

 

そして、人によっては球を見ると違う事をする傾向があり、それ

を補正すると良いでしょう。

 

方法としてはまず右を向いてアドレスし、球の位置を球1~2個

分右にし、フェイスを被せて普通に打つのですが、フォローをア

ウトに出す事でよりフックスピンが掛り易くなります。

 

ただ、ポケットキャビティーなどのスイートスポットが広いクラ

ブはあまり掛かりません。
そして、芯を外すとどんなクラブでも掛りません。

一番掛るのはスピン系の球でマッスルバックです。

 

左から右に風が吹いていても、このドローボールで風にぶつかり

ながら直線で飛ばす事が出来ます。
ただ、この場合は球の位置は所定の位置で、出球もを真っ直ぐに

して、フック回転と左からの風が喧嘩してストレートボールにな

るように打ちます。

 

風の強さによってフェイスの向きを調整しますので実践練習が必

要で、練習場でも風のある所や河川敷などで風が良く吹くところ

で練習すると良いでしょう。