カット打ちが治らない

f:id:swinganalyst:20220415191221j:plain

肩が先回りするとアウトインになる

Question

どうしてもカット打ちが直りません。
その為スライスが酷いです。
カット打ちを直すドリルなど有ったら教えて下さい。


Answer

アウトサイドイン軌道と言う事だと思います。
ほとんどの方は最初はこのカット軌道で打つためフェイ

ドになります。

 

また、フェースが開いたまま当てるのでスライスになり
どちらもカット打ちとして扱われていますが、実はこの

二つは違います。

 

球筋はヘッドの軌道とフェースの向きで決まります。
この二つのコンビネーションで9種類の球筋になり、自

由自在に打ち分ける事ができるのが理想です。

 

アウトイン軌道とは手とヘッドの両方があります。
本来は手の軌道もヘッドの軌道もスクエアが基本で意図

的に曲げ球を打つ時にはセットアップを変えるだけで全

てスクエアで打つ事が教科書で、ワンスイングというジ

ャックニクラウス等が主張する論理が基になっています。

 

ではどうやってスクエアに振るかです。
それはクラシック時代から基本とされているバンプ、ダ

ンプ、ターンの基本動作です。

 

バンプでヒップスライド(体重移動)、ダンプで引き落

とし、それからターンで回転するのですが、ほとんどの
人は先に回転して当てに行きます。

 

これによって肩が先回りしてアウトインになりますので
基礎をしっかりと身に付ける事が大切です。

これでオヤジフェイドは治ります。

 

次にフェイスの向きです。

アドレスで握った時に基本的には目標を向いているのが

教科書ですが、問題はグリップです。

 

グリップもスクエアにして握って真っ直ぐなストレート

球が打てるように練習して下さい。

真っすぐに出て真っ直ぐな球筋が打てるか、軽く右に出

て戻って来る球筋で仕上げます。

 

これはアイアンなど最下点の前で打つと多少フェースは

右を向き、ヘッドの軌道はインアウトの状態の時にイン

パクトになるためです。

 

そして、ドライバーは同じ打ち方で振ると最下点後にイ

ンパクトになるため、軽いフェイドになるのが自然です

が、ウッドやドライバーなどはライ角がアイアンの流れ

になっていない物を使ったり、インパクト時の手の位置

によってその通りにはなりません。

 

いずれにせよ、意図的に曲げ球が打てるように基本的に

真っすぐ打てるように練習して下さい。