何を信じて良いか分からない

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何が正しいかは分析して科学すれば判る


Question

ゴルフは振り抜けとかタメろとか、良く分からない用語を使い、膝を

曲げろと言ったり曲げるなと言ったり反対の指導を聞きます。

 

何が正解で何を信じて良いのか分からないのですが、それらの情報を

どう処理したら良いのでしょうか?


Answer

これはちょっと難しいご質問ですね。
現代は情報過多で余計な情報が多過ぎますからね。

 

まず、分類してみるとネット情報はキャッチが多い事で、正論の反対

を言うとビックリして見る人が増えると言う現象で、わざと違う事を

書く場合です。雑誌も同様です。

 

これは科学でも常識とされている事とは違う説を発表して人目を引い

て商売に結び付けようとする方策と同じです。

 

第二には指導する側のレベルです。
教え魔的な内容でその時にその人が偶然に当たった時にやった事をコ

ツだとして教えようとするものがあります。


これは中級の人達が良くやる事で、それが正解だと勘違いしているの

ですが、もっと上級者になると全体像を見るようになり、あまり言わ

なくなります。

 

第三に感性派の人が自分だけ分かった言葉で説明する事です。
ヒラメキや勘で物を言う事もあり、言語化できずに感覚だけ伝えよう
とする人がいます。

 

振れてるとか、振りきれなどとある程度共通して使われる言葉は共通

語としてまだ良いのですが、訳の分からない感覚的な事を言われると

意味が良く解らない事があります。

 

そして、第四番目には打法の違いがあります。
打法は人によってあるいは時代によって、そしてそれぞれの部位の動

作の違いによって千差万別です。

 

時代は大きく分けてベンホーガン時代のクラシック、ジャックニクラ

ウス時代の中期、そして現代のタイガー打法の三種類に分類できます。

日本は未だに中期の打法しか教えていません。

 

これらは、各部位の動作に分解すると、それぞれの組み合わせが違う
と言う事が分かります。
時代によって部位ごとに違っていたり、同じだったりするだけで、自

由に打法はその組み合わせによって作り出す事ができます。

 

例えば左手首をどう使うかで言うと、手首を山にする(掌屈)と谷に
する(背屈)形、親指や小指側に曲げるコックなど、これだけで4種

類の動きができます。

 

このように、それぞれの部位を分解し、その動作をメカニズムとして
方向や角度で現わし、それぞれを選択して組み立てれば良い事で、こ

の部位は方向を優先し、ここは飛距離を優先するというように選択さ

れたのがそれぞれの打法です。

 

したがって、指導やアドバイスがこれらのどの部位のどういう動作に
なっているのか、原理的に物理的に理解すれば知らない人が言ういい

加減なアドバイスなのか、時代による打法の違いなのかが判ります。

 

ゴルフは科学で全て数学で解明できます。

ただ、言語化は非常に難しく、受け取る側のニュアンスなどもありま

すので、実技を受けないと動画を見てもどの筋肉を使っているかなど

はなかなか判りません。


それぞれの部位の動作のメリットデメリットを理解すると、騙しの甘

い言葉や知ったかぶりの解説は意外に見抜けるかと思います。