安定は自分に合ったスイング?!

f:id:swinganalyst:20210812211733j:plain

ショットの安定は再現性

 

Question

ショットを安定させるには自分の年齢、身体能力や癖などで合っ

たスイングをする事だと言う人がいるのですがどういう意味なの

でしょうか?

 

Answer

どこかのキャッチフレーズみたいですね。
多くのレッスンプロが集客のために色々な事で目を引き誘導する

動画をアップしています。

 

安定とはどういう事か考えてみれば分かります。
ショットの安定とは再現性の事です。

 

毎回同じ所に打てるかどうかで決まるのが再現性でその再現性を

高めるのは動作の定着です。

スイングフォームが毎回同じで、同じ力、同じ速度、同じ筋肉に

同じ量の力で全く同じタイミングで連動させる事がフォームの安

定です。

 

これでヘッドの軌道を一定にし、毎回同じ軌道を同じ速度で走ら

せ、インパクトではフェイス面もヘッドの軌道も全て同じ角度で

あるなど、全てが定着していないと再現性は高まりません。

 

これに対して自分に合ったスイングとは、5万とある打法の中か

ら使える物が100あったとして、その中から出来る動きだけで

作られたフォームを探す事にあります。

 

年齢によっては怪我をする打法もあれば、可動域が少なくできな

い動きなどがあり、それは選択するものです。

 

しかし、飛ばしの技を一つ入れれば15Y飛距離が伸びるとして、

それが15種類あるとして、いくつをどのくらい組み込むかは訓

練しだいです。

 

飛距離が出る打法ほど飛ばしの技が多く組み込まれており、動作

的には難しいものです。

その場で出来ないからと言ってその動きを入れないと飛距離を伸

ばす事ができません。

 

また、引き出しの数は上に行くほど大切です。

その時出来ない、やり方が分からない、訓練しないなどで楽して

難しい事を避けていると弱点だらけのゴルフになってしまいます。

 

反面、ショットの安定は再現性ですので、どんな打法でどんな打

ち方をしても定着すればある程度安定します。
小さくまとめれば早く安定しますし、将来を考えて高度な技術を

組み込めば時間が掛かります。

 

また、再現性がいつまでも高まらないスイングや効率の悪い打法、

ミスが多く精度が上がらない打ち方などもありますので、自分に

合う合わないとは問題が違います。

 

初心者はその原理が分かっていませんので、甘い言葉に惑わさて

飛びついて失敗する人が後を絶ちません。

 

ゴルフにショートカットはありません。

自分に合ったスイングなどと言われると、いかにも楽して上達で

きるような気になるものです。

 

良く分からないキャッチフレーズで集客する俗っぽいサイトには

十分に気をつけましょう。