Question
デシャンボーなどはマンブリしても当たっているのですが、自分
で同じ事をするとトップしたりチョロが出ます。
何が違うのでしょうか?
Answer
まずスイングの原理を考えてみましょう。
スイングは肩の回転、手の回転、そしてヘッドの回転の三つが一
緒になって出来ています。
この中でそれぞれの軌道が違う角度で動いており、ヘッドは遠心
力によって、肩の回転軌道上に乗ろうとします。
これは速く振れば振るほどその傾向が強くなりますのでマンブリ
をする時には肩の軌道をオンプレインにすれば良い事になります。
ただ、人体構造上これは非常に難しい事です。
したがって、肩の軌道を作る左の肩のトップの位置からインパク
トまでの間の軌道を縦にして、その軌道の延長上にボールがある
状態にします。
左肩で作るこの軌道上に手が乗ろうとし、その手の軌道上にヘッ
ドが乗ろうとするために、思い切り振ってもヘッドが球に向かっ
て逆に軌道修正されて当たると言うのが原理です。
トップではできるだけ左肩を下げ、インパクトでは出来るだけ持
ち上げるとこの縦軌道を作る事ができますので、タイガー打法以
来の欧米打法にはこの肩の上下運動が入っています。
この肩の上下運動が欧米打法では基本となって教科書とされてい
ますので、飛距離を伸ばす際には基本動作も高速用にされると良
いでしょう。