Question
20 代平均スコア 90 前半です。
ショートアイアンはトップから腕を真下に下ろし
てボディターンで球を捉えることが出来るのです
が、ロングアイアンになると、シャフトプレーン
が変わるため同じ意識では上手く打てません。
ロングアイアンはショートアイアンに比べてヘッ
ドを滑らせるイメージでしょうか。
Answer
トップから腕を真下に下すと言う動作は左肩を止
めたまま先に腕だけ落とせと言う意味で、アウト
インにならないようにする効果があります。
これは俗に言う後ろ打ちと言うタイミングで、肩
が先に開き過ぎないようにする技法の一つです。
ロングアイアンはヘッドを滑らせると言う表現の
真意はレベルブローで打つと解釈すると、番手に
よってプレイン角度を変えて打つと言う事なので
しょうか?
たまに各番手同じ前傾角で立ち、トップの位置を
番手ごとに替えたり、プレイン角度を立てたり寝
かせたりで調整している方がおられるのですが、
これでは 13 本の番手全てが違う打ち方となって、
その都度正しい角度や動作を思いだす事になり、
これでは毎日の練習で10 年くらいしないと安定
しないと思います。
ダウンスイングは肩の回転と手の落下の二つの動
作の合成です。
肩の開きが早ければアウトインで手が早ければイ
ンアウドになるのですが、ストレート球が出るよ
うに調整すると両者のタイミングがピッタリと合
ってダウンスイングの軌道が決まります。
そのプレイン角度は実は体に対してはどの番手も
同じであり、どの番手でも同じトップの位置(深
さは違うが)に上げます。
クラブセットはその番手ごとに前傾角度が決まっ
ており、長いクラブは前傾が浅いので勝手にフラ
ット軌道となり、短い番手は前傾が寝ている分だ
けアップライトになります。(地面に対しては)
現在のクラブセットはアドレス時の前傾角度をそ
の番手に合わせると全て同じ角度で降ろして来て
当たるように設計されているのです。
したがって、短い番手も長いクラブもほとんど同
じスイングで当たる事でワンスイングが出来てよ
り早く安定する事が出来るのです。
ショートアイアンはナイスショットなのにロング
アイアンは当たらないとの事ですので、まず前傾
角度や球との距離がその番手に合っていない事が
考えられます。
正しい角度や距離でスクエアに構えて、全ての番
手で、体に対しては同じ角度で降ろして来て当た
るのが正解ですので、まずはアドレスのセットア
ップから見直してみて下さい。