テイクバックの軌道

どの番手も同じ角度

Question

 

いわゆるハーフウェイバックのポジションでの

手の位置はウッド、アイアンとも同じかと思い

ますが、そこからトップまで手の軌道はウッド

がやや外、アイアンは縦に上げていく認識で合

ってますでしょうか


Answer

 

PW も DR も体に対しては同じ角度で上げて同

じ角度で降ろすのが教科書です。

違うのは深さだけです。

ただ、地面に対してのプレイン角は各番手ごと

に違います。

 

まず、アドレス時の手の位置と、トップでの手

の位置を飛球線上後方から見た状態で直線で結

んでみす。

すると、地面に対しては確かに PW は縦に近い

軌道、そして DR はフラットになっています。

 

この角度を意識して上げると言う事は各番手ご

との角度を覚えなければなりません。

このような打ち方だとショートアイアンは縦に

そして長い番手になるほどインサイドに引いて

13 種類の軌道を使い分けなければなりません。

 

とろこが、実はこの手の軌道は背骨に対しては

全ての番手で同じ角度です。

全ての番手で同じ角度に上げて同じスイングを

するというワンスイングがコンセプトであり、

一種類の軌道で全ての番手で当たるのです。

 

これはアドレス時にショートアイアンは前傾角

度が深く、長い番手は立ってアドレスする事で

体に対しては全く同じスイングプレイン角にな

ると言う事です。

 

ジャックニクラウスがメジャー 18 勝と言う歴

代記録が未だに破られないのは、このワンスイ

ング(One Basic Swing)が出来ている事とス

イング改造をしなかったのが理由だと言われて

います。

 

したがって、アドレス時の前傾角度がその番手

に適正でない場合には、毎回でも毎日でも軌道

の角度が変わってしまい、定着せずにミスがな

くなりません。

 

覚えるのは一種類で、どの番手も同じ事をする

のが本来のゴルフです。