レベルの差ができた原因とは
Question
石川遼のほうが早熟でしたよね。
Answer
両者の実力はほとんど差がないと私は勝手に思
っています。
ただ、違うのは石川選手はこの 10 年間スイン
グをいじり過ぎて定着していなかった事が原因
だと思っています。
ゴルフは再現性でいかに動作を定着させるかで
すが、彼は半年ごとに改造していました。
したがって、定着する暇がなく、大切な動作や
タイミングなども効果を見る前に捨てて次々と
違う打法の動作を組み込んでいたのです。
これはアメリカで飛距離の出る選手を目の当た
りにしてほとのどの選手は改造して失敗するの
ですが、松山選手は頑なに大改造しなかったの
がその差をつけたと考えています。
石川選手はそろそろ改造を辞めて落ち着かせな
いと低迷したままで終わってしまいます。
去年の ZOZO で二位でしたので、やっとアメリ
カで活躍していた当初の再現性まで戻って来た
ようです。
これをあと 3 年は続けていじらずにアメリカに
行けばまたシード選手に成れると思います。
スーパースターはやってはならない事が 3 つ
あると言います。
一つはサイドビジネス、二つ目はスキャンダル
そして三つ目がスイング改造です。
実はタイガーウッズがその全部をやってしまい
かなり遠回りをしてメジャー優勝回数の 18 回
を超える事ができませんでした。
プロを見ていると 9 割は改造で失敗していま
すので、アマチュアの場合は生活が掛かってい
ない事でいくらでも出来ますが、その度に振り
出しに戻る事でやたらと変えない事が大切にな
ります。
この二人にはその厳しい現実を見せてもらった
のかも知れません。