右肘が下を向いている形
Question
バックスイングでトップでは右肘は下を向くと
ありますが、手がトップまで上がってから脇を
締め、肘を締めてからダウンスイングを開始す
れば良いですか？
そうすればグリップエンドが標的の方向を向い
てハンドファーストになりますか？
Answer
野球のように上げる時は右脇を開いて、下ろす
前に締めるという事なのでしょうか？
そうだとするとチキンウイングと言われている
形で、ジャックニクラウスは 33 年間これを治
すようにコーチから言われていたと言っていま
した。
右脇は内側に締めるのがクラシック時代からの
基本なのですが、野球などは意図的に右肘を上
げて打つ時に締めると言う動作をします。
確かにその方がパワーが出て飛ぶのですが、精
度が落ちる事からゴルフでは NG とされてきま
した。
ただ、メジャー優勝 18 勝という歴代記録を今
でも保持しているジャックニクラウスは、その
通説を上回る再現性を構築してしまいましたの
でそれがお手本になっていました。
彼は幼少期から何十年もの期間猛特訓をしなが
らその打法を定着させていますので、大人にな
ってから月に何回という練習量の人にとっては
果てしない領域です。
やはり、より効率の良い打法や練習法でより早
く上達するためには、テイクバック時から肘が
地面を向ける形が理想で、現時点では右肘を上
げるトップ選手はほとんど見なくなりました。
テイクバック時には右脇を締めずに脇が空き、
ダウンスイングで閉めるとヘッドはトップで円
を描きます。
これでシャローにする打法もあるのですが、実
はシャローにする方法はいくつもあります。
まず、手首をトップで掌屈にする、右肩を下げ
ながら引き落とす、後ろ倒しでヘッドから落と
すなど色々です。
最近の選手の軌道を見るとトップで円を書いて
シャローに降ろしていますが、肘を上げてから
締めると言う動作ではなく、その他の方法で作
っています。
ハンドファーストになるかどうかはまた別問題
ですので、どちらの形でも良いと思います。
