ショットを安定させたい

 

  フォームの定着と調整力

 

Question

 

ショットのバラつきがあり、思った方向に行か

なかったり当たりが薄くショートしたりとバラ

バラでなかなかミスが減りません。

 

何が足りないのでしょうか?

また、どんな練習をしたら良いか教えてくださ

い。

 

Answer

 

バラつきの原因は様々で、それぞれに対処して

一つずつ治す必要がありますので、今後は調整

をする必要がありそうです。

 

まず、軸ブレと緩みは良くある事ですので、基

礎練習が必要で、ツッコミでのプッシュや体重

移動不足での引っ掛けが治ります。

 

次にテイクバックの軌道です。

P - 2 で手とヘッドが重なる軌道で上げている

かどうかを確認してください。

 

アドレスの姿勢は高橋塾では計測法をご紹介し

ていますので、これを守っておられる方は前傾

角度や球の位置などは問題ありません。

 



そして芯を外す事はプロでもありますが、特に

多いのがアライメントです。

足の方向は FW なのに肩が違う方向を向いてい

たのでは芯を外します。

 

まだ体が温まっていない間のブレは体が固くて

弓の形が十分でなかったり、トップで肩が十分

に回っていないなど可動範囲が問題な場合が良

くあります。

ラウンド中に渋滞で待たされたり、お昼休み直

後などは体が冷えていることで可動域が十分で

はない事が良くあります。

 

初心者のバラツキで一番多いのは動作が定着し

ていないことです。

アドレスの形、トップの形、インパクトの形、

そしてフォローとフィニッシュの全ての形がま

だ定着しておらず、その点と点を結ぶ動作が曖

昧で、イメージや意識だけで毎回考えながら振

っている間はまだ定着が足りません。

正しい動作でまずは毎日 60 回、21 日間続けて

素振りや球打ちをすることです。

 

特に中級の方はリズムとテンポを一定にする事

が一つの壁で、ゴルフ用のメトロノームを使う

とか、リズムで打つなどの時間的な訓練と、力

加減を常に同じにする練習です。

飛ばすだけが生きがいの脳みそが筋肉のような

打ち方をしているとバラつきは治りません。

 

上級者は傾斜による飛距離の増減や、風の読み

など、ベタピン率を上げる練習が必要です。

あらゆる技術を習得し、よりトッププロに近い

内容のゴルフを目指して下さい。