ヘッド主導のスイング?

  体を使ってパワーを出す

Question

 

先端に適度な重りが付いている棒を振る際、身

体主体で動かすのではなく棒の先にある重りが

動きたいように振ることがベストのような気が

します。

 

要は自分(身体)主体ではなくて、あくまでクラ

ブ(ヘッド)主体。

その上で身体はより効率良くクラブ(ヘッド)が

動くための補助、もしくは土台でしかないと思

うのですが…

 

シャローに振るとかダウンブローに打つ、ハン

ドファースト...etc というのもを自ら作るの

ではなく、クラブが動きたいように効率良く動

かした結果の一部に過ぎないのかなと。

いかがお考えでしょうか?

ゴルフ歴三年、20代男性

 

Answer

 

ちょうど球慣れしてきて、我流のスイング理論

などが思いつく時期だと思います。

このままだと新しい流派を作り出す事になるか

と思いますが、雑誌などで「独自の新しい打法

」とか騒いでくれるのがせいぜいで、炎上して

終わるかと思います。

 

さて、このスイング理論で出来たのがキャステ

ィングや前倒し(ヘッドから落とす)かも知れ

ませんが、振り遅れの方には一時的な対処療法

として好まれるかも知れません。

 

しかし、一番ヘッドスピードが出るのはヘッド

が一番後から来るムチの動きです。

ムチの先端は音速を超えると言われているほど

スピードが出ますので、この動きによってヘッ

ドスピードを上げるのがゴルフです。

 

初心者はヘッドの走らせ方を知らないので、ヘ

ッドを先に落とそうとしますが、これが逆効果

なのです。

 

身体は腕につられて動くと考えておられるよう

ですが、これも反対で、身体でパワーを作り、

その力でヘッドスピードを上げるのです。

 

手打ちなら身体は土台で良いのですが、飛距離

を出すには体でそのパワーを作りますので、腕

は何もしなくても手打ちより飛びます。

 

また、シャロー、ダウンブロー、ハンドファー

ストなどもクラブが勝手にその動きをしてくれ

るものでもありません。

 

長い歴史の中で生まれたスイング理論はとても

貴重なものですので、まずはこれを先に勉強さ

れてからご自身の打法を作られると良いかと思

います。