シャロースイングの違い

シャローの作りは 3 種類

Question

 

シャロースイングを練習中です。

コリン・モリカワ、キャメロンチャンプ、ザンダーシャ

ウフェレ選手のスイングは原理的には同じスイングにな

るのでしょうか?

ヒンジ具合や側屈具合によってスイング軌道が違うとい

う解釈で合ってるんでしょうか?


Answer

 

この 3 人はそれぞれにボディーターンやレッグアクショ

ンが違いますので、比較するのは腕や手の動作だけに限

定しましょう。

 

仰る通りに 3 人とも基本的には同じ動作で後ろ倒しをし

ています。

後ろ倒しの方法は右肩を下げる、腕を逆ローテーション

する、そして左手首を掌屈にするなどの動作でヘッドが

後ろに倒れてシャフトを寝かせる動作です。

 

これをタイミング的にトップにぶつかる前、ぶつかった

直後と分けると三者とも一番奥に到達してから倒してい

ますので動作時期も同じです。

チャンプはほとんどローテーションだけで倒しています

がシャフリーとモリカワはそれに掌屈が入っています。


ただ、掌屈は一番奥に到達する前から入れ始めています

のでトップでのループは少ないように見えます。

 

右側屈によって右肩が落ちますので、これだけでもヘッ

ドは後ろ打席の方に倒れてから前に回って出てきます。

そしてさらに掌屈や逆にローテーションを深くする事で

さらに後ろ倒しが大きくなります。

 

このシャロー軌道で打つメリットはローテーションのリ

リースを遅らせるためにトップから逆にローテーション

を深めてさらにその度合いを上げてからリリースする事

でレイトヒティング度が上がりヘッドスピードが上がる

のが原理です。

 

また、デメリットはプレイン上の平面からヘッドが外れ

て暴れて降りて来るように波を打つ事で、縦横バランス

が崩れやすく、ミスが多くなるだけではなく腕に負担が

掛かって怪我の危険性がある事です。

 

ただ、これも訓練しだいですし、トッププロ達のほとん

どはこのヘッドの動きを組み込んでいますので、まずは

肩の軌道を縦にして、トップでは掌屈にして切り返しで

右肩を落とすところから始めると良いでしょう。


ローテーションによる後ろ倒しはよほどの訓練が必要で

すので、軌道を外さずにレイトヒティングできるグリッ

プエンドの刺しなどで同じ効果が得られますので、まず

手首を柔らかくしたワグリングによるレイトヒティング

を入れてから挑戦されると良いでしょう。