ボールとの距離がズレていた

球との距離が間違っていると同じスイングができない


Queston

 

ボールとの距離のレッスン書を改めて見たのですが、平均距離より
4~5cm近く立っていると分かりました。
長年の癖と体幹の無さで楽な棒立ちになっていたのだと思います。

 

何が原因か分かりませんが(右肩の被り過ぎ?)、ボール位置も左
足つま先より外側(右に置くと違和感がありどんどん外側に移動し

ていった感じです)に置いている感覚です。

 

ドライバーも含め全てのクラブのグリップ位置は左内腿辺りと聞き

ますが、そうするとドライバーでも若干ハンドファースト気味にな

ると思うのですがそれで正解でしょうか?

錯覚か、そもそもの勘違いか?
今更ですが基本に返ってみようかなと思い質問させて頂きました。
宜しくお願いします。


Answer

 

ボールとの距離は平均で決めるのではありません。
その人の体やクラブの長さ、番手などで決まっているのです。

そしてスイングだけではなく、アドレスの姿勢やセットアップは

必ずズレますので定期的に確認して元に戻す作業が必要です。


教本に何と書いてあったか分かりませんが、人によって手の長さ

や地面から手の距離が違い、正しい前傾角度やアームシャフト角、

そしてスパインシャフト角などを一定にした上で球の位置が決ま

りますので、グリップエンドからお腹まで拳2個分だとか、力を

抜いてだらんど両腕を落としたところで握るとか、理屈に合わな

い教本が多いので、まずは基本に戻ってみましょう。

 

まず、球との距離は番手によって少しずつ違います。
長いクラブほど遠くなりますが、そこには一定の法則があります。

現在のクラブはダウンスイングの軌道が自分の体に対して全く同

じ角度で降ろして来て当たるように設計されています。

 

と言う事は地面に対しては長くなるほどフラットにはなるのです

が、前傾角度を変える事で、背骨(スパイン)に対しては全く同

じ軌道角になるのです。

 

これがワンスイングの原理で、13 種類の違った角度を練習する

必要がないのです。
ところが、例えば全く同じ位置に球を置いて違う番手でアドレス

すると、番手ごとに違うスイングをしなければ当たりません。

 

それを経験と感覚で当たる所を試行錯誤しながら探して覚えると

言うのが我流ゴルファーなのでなかなか上達しないのです。

もともとご自身の体格とクラブの長さによって球との距離は決ま

っているのですが、その法則を守らずに幼少期から体験で覚えた

り、また何種類もの角度で降ろす技能を身に着けている人が大勢

います。

 

確かに人間は凄い能力を持っていて、適当に立って適当に振れば
当たったり当たらなかったりでその経験の積み重ねで当たる場所

を探して覚える事はできます。

ところが、あまりにも曖昧でアバウトですし、その感覚はすぐに

消えて年中ズレて当たらなくなるのです。

 

球との距離はその人や番手に合った場所が決まっています。
毎回計測すれば最初の一発目から芯に当てる事ができるのです。

 

それがヘソ当て計測法で基本中の基本なのですが、ドライバーが

当たっている時にはアイアンが当たらない、アイアンが当たって

いる時にはドライバーが当たらないなどの症状が出る方は、この

法則通りの距離になっていない可能性があります。

 

ただ、経験値によって再現性が高まってプロにまで成る事がある

のですが、一度ズレた時には元に戻せなくなり、途中で滑落する

人が大勢いて、日本の女子プロでも過去 10 年間に優勝した選手

達のほとんどは消えてしまっています。

 

ヘソ当て計測法は球との距離だけではなく、前傾角度、スパイン

シャフト角なども同時に計測できます。

 

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