Question
普通は、打つ前に素振りしてアドレスに入ると
思いますが、打つ直前の素振りってどんな効果
があるのでしょうか?
私はあまり考えずに素振りしてるので、教えて
頂きたいです。
Answer
打つ前の素振りは 3 種類に分けられます。
1 Practice Swing 実際に振る時のスイング
2 Image Swing 球筋を頭の中で描く
3 Rehearsal Swing なぞり
1 は実際に振る時と同じ動作、同じスピード、
同じ力で振って、思った動作ができるかどうか
を確認する素振りです。
これは保存されている動作通りに体が動くかど
うかを確認するためで毎打 2 回すると 36 回の
ショットとしても 108 回スイングをした事に
なり、筋肉が実際に思った通りに動くかの確認
とその打法の定着の両方の効果があります。
2 の場合はプロや体力的に難しい人、怪我をし
たくない人などが頭の中で動作や姿を想像し、
正しい引き出しを開ける予行演習になります。
この場合は曲げ球などの引き出しを引き出すた
めに球筋を描いたり、球の高さやスピードなど
もイメージする事で、よりミスを少なくするた
めに行います。
そして 3 は一部の動きの確認で、テイクバッ
クの軌道を確認したり、新しく組み込んだ動作
など、まだ完全に定着していない動きなどを事
前に行って、その動作が組み込まれるようにそ
の部分だけの「なぞり」をします。
これはアドレスに入ってから行うとより効果が
上がります。
世界のプロ達は球筋をコントロールし、高さや
縦距離をコントロールします。
したがって打法の引き出しが多く、その都度ど
の打法で打つかの確認を念入りにし、イメージ
作りをしてから実際に打ちます。
特にアマチュアは定着していないスイングでラ
ウンドをしているのですから、上記の全ての素
振りが必要かも知れませんね。