動作を身に着けるためのドリル

動作を身に着けるには分解ドリル

Question

 

スイング練習で両足を閉じバランスを崩さない様に振り、クラ

ブの動きを覚えると言うのが昔からありましたが、左腕のたた

み方を理解するには良い練習方法だと思います。

 

しかしいざスタンスを広げて意識して打つと下半身固定の上半
身だけのスイングになってしまいます。


最初は体重移動等考えず体に覚えこませるつもりで練習を続け

た方が良いのか、理解力不足なのか、間違っているのか?


Answer

 

動作組み込みの方法としては一つずつ定着させていく分解ドリ

ルは基本的な練習方法です。

 

また、時間的に分解したり、上半身と下半身を分割するなど、
一度に全部の動作を行う事は困難ですので、ステップとしてイ

ンパクト時の手首、腕、肩、重心、腰と言うように一つずつ増

やして4分の1スイングから3分の1、ハーフと少しずつ大き

くしていくとそれぞれの動作が正確に定着していきます。

 

ところが、ほとんどの方は面倒だとか、適当に振ればいいんだ

と言って教本通りにやらないのです。

両足を閉じてスイングする効果は良く分かりませんが、両足を
開いてでも腕だけのドリルは出来るかと思います。

 

細かい動作などはその部分だけを何千回も反復して定着させる

事で練習の効果が出るのですが、できるだけ本来のスイングに

近い形でドリルとして反復する事が重要で、矯正ドリルの場合
だけは、ちょっと大げさに実際の形よりも大きくする事で癖を
治す効果があると思います。

 

そして部分的な点としての動作が定着したら、その点と点を繋

いで線としてなぞりとスローの素振りで繋げます。
それでヘッドが同じ所に毎回落ちるようになったら球をそこに
置けば失敗経験をせずに打つ事ができます。

 

そのような練習方法を知らずに、ただ無暗やたらと球だけ打っ

ていると失敗経験ばかり積み上げて自信をなくし、イプスの原

因にまでなる事があります。

 

したがって、なぞり、スロー、素振り、イメトレなどで動作組

み込みはほとんどできますので、一度に全部ができない場合に

はまずこの方法を試してみて下さい。