Question
長年ゴルフをしてきましたが、何一つできずに
未だに球探しで走り回る事があります。
頭では分かっているのですが、それがどうして
も身に付かず、センスのなさと言うか向き不向
きがあるような気がします。
正直な話、もともと持って生まれた才能でほぼ
決まってしまうと思うのですが、その辺はどう
なんでしょうか?
Answer
スランプが長く、迷路に入って出られなくなる
とどうしてもそう考えるようですが、ゴルフは
野球のように動いている球を打つ事もなく、ス
トライクゾーン全てで打てる必要もなく、重い
バットを振る筋力や動体視力などの能力も必要
ありません。
また、ダンスなどのように見て真似るのではな
く、武道のように形(カタ)を覚える事で、だ
れでも同じ動きが出来るのです。
したがって、視覚情報処理能力も必要なく、敵
もいないので相手の動作を予想したり、裏をか
くなどのテクニックも要りません。
質問者さんはなぜ迷路に陥ったかと言うと地図
を持たずに登山したからです。
低い山なら勘で登る事もできるのですが、道を
歩かずに勝手に薮の中を歩き、川の中を歩いて
わざわざ傾斜のキツい斜面を登るので疲れてし
まったのです。
最初から地図を持って一番登り易い山道を通れ
ば信じられないほど楽に登れるのに、わざわざ
大変な思いをする事で向き不向きがあるのだと
勘違いされておられるようです。
ゴルフは再現性ですので、動作定着さえすれば
スコアは良くなります。
その動作が定着しないうちにズレたり忘れたり
で毎回違う動きや軌道で打っているので、いつ
まで経っても定着しないだけなのです。
まずは目指す打法の効率の良い動作を習い、そ
の動作を定着するような方法で練習をすれば誰
でも定着しスランプや壁などはなくなります。
ただ、それができるかどうかは本人のやる気し
だいですので、才能やセンスではありません。
フォームを習得し、動作を定着させてズレを修
正して行けば誰でも 60 台が出せますし、若い
方でしたら 300 Y も出す事が出来ます。
技術や引き出しを習得しないうちに私見で判断
されないように注意しましょう。