試行錯誤でボロボロに

ゴルフは試行錯誤するほど遠回りする

Question

 

始めた当初の飛ばない・乗らない・寄らない・

入らないの四重苦です。

頭でっかちになり色々試行錯誤した結果ボロボ

ロ状態です。

 

超シャットに上げる、コックを立てる意識で縦

に上げるイメージ、テークバックで右脇を締め

る等々、色々試しましたが当初は良い結果が出

てもそのうち?になり、テークバックの上げ方

も分からずパニック状態です。

 

左右の手の間にボールを挟んだ8時~4時スイ

ングの基本に戻ったほうが良いのでしょうか?


Answer

 

質問者さんには一番大切な物が欠けています。

それは定着練習です。

試行錯誤している間は絶対に定着しません。

 

ゴルフは全身の動きが全てマッチした状態で初

めてナイスショットが出るものです。

これはあたかも、パズルのように一つ一つのピ

ースをハメ込んではじめて一つの絵が完成する

ようなものです。

 

独学の方に良くあるケースですが自分でそのピ

ースをあちこちから集めて組み立てようとする

のです。

したがって、一つでもほかの画のピースをはめ

るとオリジナルの理想的な絵は完成しません。

 

ある時は偶然当たって自分が天才だと勘違いし

習わなくてもこんなもの簡単だとたかをくくり

ゴルフをみくびるのです。

 

ゴルフの打法はすでに出来上がっており、それ

ぞれの打法には決まりがあるのですが、その一

部を切り取ってご自身のスイングに組み込む事

でバランスが崩れ、一つの絵が完成しないのは

最初から分かっている事です。

 

練習法や練習内容も全てご自身の知識範囲内だ

けで好勝手にやるとこれです。

基礎や基本動作を素直に習得せず、ご自身の私

見で好みの事だけやって上達すると勘違いされ

ているようですが、それが大きな間違いです。

 

ゴルフは 600 年からの歴史があり、その間に試

行錯誤はすでにされており数億人の人達の経験

と知恵で、ちょうど武道のように理想とする形

がすでに出来上がっています。

 

これを一人の僅かな時間内で全て洞察できると

勘違いされている事がそもそも間違えで、技術

は盗めとか、習うより慣れろなどとゴルフには

適さない事を信じているところから改善する必

要があるのです。

 

ゴルフの難しさが解っていないのが諸悪の根源

で、ボロボロになった経験を活かして、これか

らはフォームを習ってまず真似る事から入り、

プロで食べていけるくらいのレベルになったら

独自の技術を開発しましょう。

 

まずはこの 100 ポイントの動作を一つずつ定着

させる事で、その部位を使ったドリルを 1 万回

反復しながら点と点を結んで線にして行く事で

始めて理想のスイングに近づけます。

 

今回、やっと気づかれたと思いますので、今後

は試行錯誤は辞めて素直に習いましょう。

既成の打法を習得しながらとにかくズレては治

し忘れては復習して修正しながら定着するまで

フォローしてもらう事をお薦めします。