フック、チーピン、引っ掛け

打球の種類は 9 種類


Question

 

フックとチーピンと引っ掛け、原因を教えてください。


Answer

 

まず、それぞれの単語の意味を統一しましょう。
フックとは左にカーブする打球と定義しておきましょう。
そしてチーピンですが、フックの酷い、どフックと言う事

だと思います。

 

そして引っ掛けとは出球から左で真っすぐ飛んで行く打球

と解釈しても良いかと思います。

 

球種は 9 種類に分類できます。
出球の方向で右、真ん中、左の 3 種類と左カーブ、真っ直

ぐ、そして右カーブの 3 種類で 9 種類です。

 

したがって、同じフックでも 3 種類あります。
右に出てフック、真っ直ぐに出てフック、そして左に出て

フックです。

 

この 9 種類の打球はそれぞれ原因が違います。
また、これらは真芯に当たっての球質ですが、ヒールに当

たったりトウ側に当たるとこれらに似た打球が出ます。

 

例えばヒール側にかなり芯を外すと最初から左に出て左に

カーブする打球になり、トウ側にかなり外すと最初から右

に出てさらに右にカーブして行きます。

今回は左へカーブする球と左に直進する球のお話をします。

 

球質を決めるのはフェイスの向きとヘッドの進行方向です。
質問者さんは恐らく上の図で D の打球が出ていませんか?
これは単純にフェイスが左を向いている場合です。

 

アイアンの場合にはクラブのライ角がアップライト過ぎて、

実際のライ角との差がある場合ですので、この場合はハン

ドアップで打つか、クラブのライ角調整をしてもらいます。

 

また、グリップがストロングの場合にこの球が出る事があ

り、ローテーションのし過ぎもその原因の一つです。

 

引っ掛けとは B の球ですが、フェイスが B 方向に向いてい

てしかもヘッドの進行方向も同じ B の方向だった場合です。


要するにアウトイン軌道でフェイスが被った場合ですので、

これでフェイスを開けばフェイドになります。

 

体重移動が少なかったりすると球は左に行きがちですので、
体が止まらないように注意して、それぞれの原因を特定し

ながらご自身で修正ができるようにして下さい。