腕はずっと体の前?!

インパクトで腕は前、肩はスクエアですが・・

Question

 

良くアイアンは腕はずっと体の前というのを見かけます。
部分部分にこだわり過ぎて体の正面でインパクトを意識する

余り左に乗っていけない。
全ては原因は結局明治の大砲なのでしょうか?


Answer

 

指導内容としては恐らく腕が体の前と言うのは両腕と胸で出

来る三角形を潰さないように言われた事だと思います。

 

また、体の正面で打てと言うのは肩が先回りしないように後

ろ(飛球線上後方)を向いている間に引き落とせと言う意味

での指導だと思います。

 

打法のフォームの形はある動作の結果であり、例えばインパ

クトで肩が開いてしまうのは切り返しの段階で左の肩が止ま

っていないからであって、途中で調整するのはほとんど不可

能です。

 

また、指導内容はその人に合った言い方をして、極端な話、

真逆の事を言う事もあります。
たとえばアウトインで打っている人にはインアウトで打て、
と言い、インアウトが酷い人にはアウトインで打てと言う場

合もあります。

 

ネットなどでこのような情報をかじっては自分流に解釈し、

我流の理論に当てはめて、たまたま帳尻が合って上手くいく

方法だけ取り入れていると、そのうちつじつまが合わなくな

って迷路に陥る事があります。

 

明治の大砲と言う事でリバースピボットや右軸で打っておら

れる方だと想像致しますが、要は一度に注意する課題が沢山

あるので一度に出来ないと言う事だと思います。

 

グリップエンドが常にお臍を向いていながら打てとか、イン
パクトでは肩が 20 度先回りしているのが良いとか、色々な
事を言う人がいるのですが、それぞれに打ち方が違い、それ

ぞれの帳尻合わせのほかの部分も取り入れないとまともな打

球にはなりません。

 

まず、ネット情報だけでマキロイ打法は恐らく一生掛かって

も完成しないでしょう。
マキロイはタイガーウッズに憧れて、幼少期から人生の全て
をゴルフに掛けて、仕事も家庭も犠牲にしてやっと真似する
事ができた2人のうちの一人です。

この数万人、数百万人の人達の中でやっと2人しか真似がで

きなかったのがタイガー打法です。

 

まずはしっかりとした打法を習い、一つ一つの動作ができる
まで反復練習をし、それぞれの動きを繋げて点を線にし、タ

イミングやバランス調整を行って精度を上げて、それから再

現性を積み上げるしかありません。

 

最初の部分でネットなどの情報で混乱されていると思います
ので、まずはそこから脱出して遠回りを辞める事をお薦めし

ます。