PWが引っ掛かる

 

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トウが浮くとエフィスは左を向く

Question

ピッチングがひっかかります。(ピンのG410)のでフォーチュー

ンの44度を購入しました。

 

Answer

一本だけ左に曲がって落ちると言うケースがあります。
恐らくそのような意味での「ひっかかり」だと思ってお話した

いと思います。

 

そもそもクラブは工場を出た時からスペック通りの角度になっ

ているとは限りません。

 

ウエッジなどは58度と表示してあり、説明書やカタログには

58度と書いてありながら、実際に測ってみると56度しかな

い物が沢山あります。

 

 クラブのライ角が合っていないと打球は真っ直ぐに飛びません

ので、まずはクラブのライ角調整が必要です。

 

インパクト時にトウが浮いていると球は左に行き、ヒールが浮

いていると右に行きます。

これはつま先上がりとつま先下がりと同じ原理で、リーディン

グエッジはスクエアでも、フェイス面が左を向いたり右を向い

たりするのです。

 

したがって、どの番手もインパクト時の手の位置(ハンドアッ

プかハンドダウン)によって方向が変わるため、手の位置の確

認が必要です。

 

グリーンから外れる程ではなく、出球は真っ直ぐでも最後に軽

く左に巻くような球質の場合には、このライ角が合っていない

場合をまず疑って下さい。

 

ショップや工房で計測してもらうか、マットの緑色の汚れがど

ちらに付いているかで判断できます。

ヒール側に多く付着している場合は球は左に行きます。

 

良くインパクトで手が浮くと良くないかのような指導がありま

すが、アームシャフト角を 180 度にして打つとハンドアップに

なり、ハンドダウンで打った時とは実際のライ角は違いますの

で、どの位置で打つかを決めて、その実際のライ角と同じライ

角にクラブを曲げてもらい、それからはそのクラブに合わせて

手の位置を維持する事が大切です。

 

 

一本だけ買った場合にはセットとの規格が違う事がありますの

で、シャフトの長さ、ロフト角、総重量、ウエイトバランスな

ども同時に調整してもらって下さい。