股関節を使う回転

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股関節をたたむ 古武術の技

 

Question

トップからの切り返し直後では右足の股関節で左を押して、
インパクト直前からは左の股関節を引くという、右股関節

から左股関節をバランスよく使うことが大事かと思うよう

になりましたが、考えは正しいでしょうか。


また、これが正しいとした場合、イメージ通り上手くでき

ないのですが、どういたら上手くできるでしょうか。

 

Answer

 股関節から回転させる方法は武術の技にあり、古来から受

け継がれてきたテクニックです。

 

これは上半身と下半身の捻転を使わずに膝から上を捻転さ

せる事で腰の悪い方には最適な方法だと思います。

 

恐らく坂田塾のジャイロスイングなどが高齢者用としてこ

の股関節を畳むと言う動作によって回転をさせているのか

と思われます。

 

武術や格闘技は予備動作が入ると敵に気付かれてしまう事

から、膝を抜いたり、股関節を畳んだりで見えない早さで

始動しますが、ゴルフは十分に予備運動を入れて大きく、

そしてゆったりと動く事ができますので、パワーとしては

どちらが出るのか検証した事はありませんが、武術の動作

を使った日本独自の打法が確かにあるようです。

 

腰痛で悩まされている方や素早い動作を追究されている方

などはこの武術の動作方法を取り入れると良いかも知れま

せん。

 

古武術、股関節のたたみ、で検索すると上の写真の方の指

導を見る事ができ、私はこの先生の解説が実に的確で分り

易い事から皆さんにお薦めしています。

習得法や訓練法など、色々なビデオがありますので参考に

なるかと思います。