プロになったらお金稼げますか?

タイガーは数年間 100 億円以上毎年稼いだ

Question

 

プロゴルファーになるために子どもの頃からトレーニング積め

ばプロになってお金稼げますか?


Answer

 

丸山茂樹プロは今までに 100 億稼いだと言う話です。
9 年間アメリカツアーで戦っていましたので、賞金だけで 21 億

で彼らくらいのレベルだと賞金の 5 倍はスポンサー契約で収入

があるそうです。

 

ちなみに普通のプロでも 3 倍はあって、石川遼選手などは 1 億

の賞金に対して 24 億円の総収入だったと言う噂もありました。

 

そしてその時代からさらに賞金が上がり、さらに L I V ゴルフ

のような P G A 以外の団体の試合なども出現して、賞金だけで

4 倍とかの額になっているとか言う話です。

 

やはり世界のゴルフのレベルに達するには体格もありますが、

やはり技術や引き出しです。

 

丸山茂樹プロは 180 cm 以上の大柄な日本人を育てたいと言っ

ているのですが、大柄な男子は野球とかほかのスポーツに行っ

てしまっていますので、どうしても日本男子ゴルフ界は小柄な

選手が多いのが現状です。

 

ただ、マキロイやジャンティントーマス、リッキーファウラー

やジェイソンデイなどの小柄な選手でもアメリカツアーで活躍

していますので、やはり体格ではないと言う事です。

 

また、子供の頃からやれば誰でもプロになれる分けではなく、

全ての条件が揃わないと活躍できるプロには成れません。

日本はジュニア時代には世界レベルな子供が結構いるのですが、
高校生辺りから少しずつダメになって行く子が多いようです。
その理由の一つは飛距離です。

 

飛ばすための技術が日本には全てが来ている分けではなく、見

て分かる程度しか組み込んでいないので、しっかりと飛ばしの

技の全てを習得しないと大人になってから相手になりません。

 

また、途中で選択肢を増やして失敗する事があります。
甲子園で戦ったマー君ハンカチ王子のように、マー君は甲子

園でハンカチ王子に負けたのですが、選択肢を絞って高卒でプ

ロになり大成功してメジャーで活躍するまでのレベルになった

のに対し、ハンカチ王子はプロでやっていけない事を考えて大

学に進学し、卒業後プロにはなったのですが、ずっと2軍から

出る事ができませんでした。

 

ゴルフはお金が掛ります。
プロが試合をするようなコースで練習をしなければなりません

ので打ちっぱなしや移動費用だけではないのです。
それも条件の一つです。

 

このように、勝手に子供にやらせておけば将来プロになって稼

いでくれると思ったら大間違いで、親が上達するためにコーチ

の近くに家族ごと引っ越すなどの協力がないと難しいのです。

 

そして一番大切なのは本人のやる気です。
夢を描いてまっしぐらで、それを 20 年でも継続できるかです。
子供のうちは親が喜ぶので頑張るのですが、思春期を過ぎると

本当に自分が好きでやる気がないと続きません。

友達と遊ぶ時間もスマホをする時間も、修学旅行すら行けない

事もあり、全てをゴルフに捧げる事ができるかどうかです。

 

このように成功するための条件が揃って初めて活躍できるプロ

になる事が可能ですので、まずは 10 アンダーで回れるだけの

実力を付けるために必要な条件を揃えて下さい。

 

プロの資格だけ取っても試合に出られない選手が数千人いると

いいますので、ギリギリ試験に合格できるレベルでは毎年会費

を払うだけになってしまいます。

 

シード選手になる事を目標として、そのレベルのゴルフが出来

るようになってからプロ試験を受験するように頑張って下さい。

 

 

 

トップで止まらないスイング

トップでぶつけたタイミングで引き落とす

 

Question

 

プロ・上級者のスイングはバック・トップ・切り返し・ダウン
に掛けて止まるところが無く一連のスムーズな流れに見えます。

 

止まらない(実際はあるのかも知れないが)スイングをするイ

メージ・意識付け方法があれば教えて頂きたい。
宜しくお願いします。

 

因みに私はトップで手首カックンの一拍が入るピボットリバー

ススイングです。

 

Answer

 

トップでの切り返しで一度クラブの動きを止めるのはコント

ロールショットなど、飛距離を出さない打ち方です。

 

振り子の原理で頂点で一度止まってから降りて来るのが自然
ですので、それを邪魔しない切り返しが効率の良いタイミン

グだと思います。

 

しかし、ほとんど止まらずに切り返す打法はトップで引っ張

り合いをしているために、ぶつけた反動で切り返しています。

高速、超高速打法はこの切り返しでもヘッド速度を上げる技

術が使われていると言う事です。

 

ただ、あまりにも切り返しで急ぐと上手く行きませんので、

一番深いところでぶつけて、跳ね返るのを利用します。

この跳ね返りでヘッドが自分で下がろうとしたタイミングで

引き落しをするのですが、質問者さんは手首カックンと言う

表現をされているので、恐らくレイトコックを入れているの

だと思います。

 

例えばバックスイングで左腕が11時になった時点で手は止

めるのですが、その時点では手首のコックは入っておらず、

手が止まってもヘッドだけさらに奥に進んでぶつかると言う

動作なのだと想像します。

 

これがレイトコックで、コックするのを遅らせる事でクラブ

自体の反動を利用するのに都合が良い打ち方です。

これはタイガーが最後の大手術後に取り入れた手法で、クラ

シック時代にはほとんどの人がこれを組み込んでいました。

 

トップで止まらない振り方とは、トップでぶつける時にはす

でに腰のヨジリが入っており、ダウンスイングの準備体勢を

作っています。

 

動画で見ると腰が開き始めているように見えるのですが、手
は上に持ち上げ、あるいは上げ置きをしながら腰は捻転戻し
をする事で引っ張り合いになります。

これが高速時代のバンプです。


腰はスライドが入っており、腰とヘッドで逆方向に進んでい

る事でぶつかるのですが、その直後に腰の開きが入って上半

身と下半身の捻転差がマックスになります。

 

同時にスクワット的な地面を踏みつける動作や左肩を最下点
に落とす動作、右肘を上げる動作などもこの頂点で行います
のでとても止まってはいられません。

 

恐らく最高難易度だと思いますので、直接ドリルなどで訓練

をしないと出来ないと思います。

 

これを真似して、ただ止まらずに振っている人がほとんどで

すが本来の効率はなく、カッコだけ真似しているのではむし

ろ、一度止めて切り返した方が(松山選手のように)ミスが

減るかと思います。

 

ただ、欧米選手のスイングは一度止めた時も、トップでタメ

て落とした時も見た目はほとんど変わらないために、力加減

や張りは目に見えませんので、実際にどうやっているのか分

からないのが現実です。

 

とても独学で出来るような技術ではありませんし、イメージ

とか意識だけで出来るような単純な動作ではありませんので、

皆さんのようにただトップで止めないだけで良いのではない

でしょうか?

 

どうしても本来のスイングがしたいと言う事でしたら実技を

受講される事をお薦めします。

 

 

練習のための練習ばかり

勝手に振って小さくまとめない事


Question

 

20 年ぶりにゴルフを再開し練習場に通ってます。
入社して仕事がらゴルフをせざるを得ず、没頭し 4 年で片手

シングルになりました。

結婚を期に離れ、子供が手を離れ自由な時間もできゴルフを

再開しました。

 

練習場に行く機会が増え、周りが気になり見ているのですが、

なぜ大多数の人達はフルショット・ナイスショットの練習ば

かりするのですか…

 

練習のための練習ばかりしているような…
なぜ基礎練習・ドリルをしないのですかね?

上手くならない人って練習が上手くないですよね?


Answer

 

仰る通り、何をどう練習するかで上達度が変わります。
質問者さんは恐らく練習内容が有意義だったのだと思います。

 

ところが、ほとんどの方は芯に当たって爽快感がある事でゴ

ルフにハマっており、その爽快感のために練習場に通い、そ

して、次に飛距離を出そうと必死で試行錯誤しています。

 

レッスンに来られる方でも初めてクラブを握るような初心者

の方々はほとんどがこのタイプで、基礎練習やドリルなどは

ほとんどやりません。

 

人それぞれですが、ほとんどの方はまず嫌と言うほど打って
失敗し、どうしたらミスが出ないように打てるのかを考え始

めます。

それまではとにかく打ちたくて打ちたくて仕方がなく、素振

りをすると損すると思っているのかドリルを嫌がります。

 

私はしばらく自由にしてもらって、その人が何かを覚り、空

振りしないようにするにはどうするのか、ダフらないために

はどうするのか、チョロやシャンクが出ないようにするには

と考え始めるのを待ちます。

 

その間にラウンドに行って悔しい思いをしたり、友人達から
笑われたりして、そこで悔しいと思う人は真剣に練習を始め
るのです。

その時に初めて基礎練習をしなければダメだと言う事が分か

りやっとスタートラインに着けるのです。

 

質問者さんはゴルフではないほかの事で、そのプロセスを経

験されているのか、あるいは上司から指示された通りにした

のか分かりませんが、無駄な時間をかなり飛ばして上達され

た方だと思います。

 

スポーツや楽器や武道など、一度そのプロセスを体験された

方は最初から基礎練習に励み、空回りや遠回りをせずに上達

して行きます。

 

指導者の立場からは介護と同じように、口に食べ物を持って
行き、飲み込むのを待ってから次という風にその人のペース
に合わせるようにしています。

それは求めない限り与えても吸収しないからです。

 

このままではダメだ、と言う覚りを得るまでは遠回りをする

のですが、私はそれが決して無駄だとは思っていません。
覚るために必要な経験だったのだと思うからです。

 

 

 

 

辞めるべきか悩んでいます

プロは年間契約で一人のコーチを師事する

Question

 

昨年の8月ごろ全くの初心者でゴルフスクールに入校し、
約週 1 で通っていますが最近になって短期間で担当が 3人

変わりました。

 

担当の先生が変わるごとに違う事を言われ、なかなか次の

ステップに進まず、辞めるべきか悩んでいます。
ゴルフスクールってこんなもんですか?


Answer

 

俗にいうゴルフスクールはクラブをどうやって握るかとか

最初の段階で基本的な事を教えてくれるところです。

ところが、数ある打法の中で、全く同じ打法をしている先

生方ばかりなら良いのですが、それぞれに違った打ち方を

されている場合などはその基本すら違ってしまいます。

 

ある程度球が当たるようになり、空振りやチョロがなくな

った段階では個人レッスンをお薦めします。

団体では恐らく1時間打っても 5 分くらいしか指導しても

らえなかったり、仰る通り違う事を言われるためになかな

か上達できません。

 

個人レッスンは高いかも知れませんが、その分遠回りせず
に無駄球を打たずに済みますので、結局は安上がりになる
と思います。

 

ゴルフはいくらでも遠回りします。
一生掛かっても 100 が切れない人の方が多いのですから、
せめて 5 年くらいの間にはシングルにはなりたいものです。

 

スイング打法はピンキリで、その場で出来るようなシンプ

ルな打法から、動作組み込みだけで 3 年以上かかる難易度
の高い高等技術まで色々とあります。

 

質問者さんのご希望を先生に伝える事がまず大切です。
レッスンの目的は大体 3 つあります。

スコア、飛距離、綺麗なスイングです。


またこの中の 2 つあるいは 3 つともの方もおられます。
スコアなどどうでも良いからとにかく飛ばしたい、と言う

方でしたら、その旨をまず伝える事が大切で、キャリーで

250 Yは欲しい、転がって 300 Y は欲しいなど、希望を言う

事でレッスンの内容が変わります。

 

きれいなスイングが目的でしたら目標となるプロの名前を

伝え、その人と同じ打法で振りたいと希望する事です。

 

また、スコアさえ良ければ良いとしても、平均 60 台にし

たいと希望しても、先生が平均 80 の人でしたらまず無理

でしょう。

 

個人レッスンの場合にはこちらの希望を伝えて先生が何と
言うかで決めてください。
60 台を出した事がない人に 60 台で回る方法を聞いてもダ

メです。

これからはお稽古事やカルチャ―スクールを卒業して、ア

スリートとしてのゴルフを習得されると良いでしょう。

 

 

腕はずっと体の前?!

インパクトで腕は前、肩はスクエアですが・・

Question

 

良くアイアンは腕はずっと体の前というのを見かけます。
部分部分にこだわり過ぎて体の正面でインパクトを意識する

余り左に乗っていけない。
全ては原因は結局明治の大砲なのでしょうか?


Answer

 

指導内容としては恐らく腕が体の前と言うのは両腕と胸で出

来る三角形を潰さないように言われた事だと思います。

 

また、体の正面で打てと言うのは肩が先回りしないように後

ろ(飛球線上後方)を向いている間に引き落とせと言う意味

での指導だと思います。

 

打法のフォームの形はある動作の結果であり、例えばインパ

クトで肩が開いてしまうのは切り返しの段階で左の肩が止ま

っていないからであって、途中で調整するのはほとんど不可

能です。

 

また、指導内容はその人に合った言い方をして、極端な話、

真逆の事を言う事もあります。
たとえばアウトインで打っている人にはインアウトで打て、
と言い、インアウトが酷い人にはアウトインで打てと言う場

合もあります。

 

ネットなどでこのような情報をかじっては自分流に解釈し、

我流の理論に当てはめて、たまたま帳尻が合って上手くいく

方法だけ取り入れていると、そのうちつじつまが合わなくな

って迷路に陥る事があります。

 

明治の大砲と言う事でリバースピボットや右軸で打っておら

れる方だと想像致しますが、要は一度に注意する課題が沢山

あるので一度に出来ないと言う事だと思います。

 

グリップエンドが常にお臍を向いていながら打てとか、イン
パクトでは肩が 20 度先回りしているのが良いとか、色々な
事を言う人がいるのですが、それぞれに打ち方が違い、それ

ぞれの帳尻合わせのほかの部分も取り入れないとまともな打

球にはなりません。

 

まず、ネット情報だけでマキロイ打法は恐らく一生掛かって

も完成しないでしょう。
マキロイはタイガーウッズに憧れて、幼少期から人生の全て
をゴルフに掛けて、仕事も家庭も犠牲にしてやっと真似する
事ができた2人のうちの一人です。

この数万人、数百万人の人達の中でやっと2人しか真似がで

きなかったのがタイガー打法です。

 

まずはしっかりとした打法を習い、一つ一つの動作ができる
まで反復練習をし、それぞれの動きを繋げて点を線にし、タ

イミングやバランス調整を行って精度を上げて、それから再

現性を積み上げるしかありません。

 

最初の部分でネットなどの情報で混乱されていると思います
ので、まずはそこから脱出して遠回りを辞める事をお薦めし

ます。

 

バックスイングで起き上がる

トップでは左側屈で肩をマックスに落とす

Question

 

手でヒョイと上げ、体が起き上がり(前傾が保てず)、左肩

が下がったスイングの矯正方法・意識すべき事をアドバイス

頂ければ。宜しくお願いします。


Answer

 

まず打法によって動きが違います。
タイガー打法が現在欧米の主流になっていますので、日本の
古い打法ではなく、米打法ではどう動くのかのお話をしたい

と思います。

 

まずテイクバックで起き上がるのはクラブを持ち上げる動作
があるからです。
むしろ沈んで行くように左肩を下げながら後ろ(飛球線上後

方)に左手でクラブを押して行く事でヘッドは勝手に上がり

ます。

 

肩は欧米打法ではできるだけ縦に回す事が基本で、その昔の

水平に回せと言う打法とは違います。

 

トップでは上半身は左側屈によって肩は最下点となります。
これはサイドベンドと言われる胴体を横に曲げる動作です。

 

前傾が保てないのは肩が充分に下がっていない事が考えられ
ますので、背骨(第七頸椎)が点で止まっていなければなら

ず、意識としては下げて行くような感覚です。

 

鏡を見ながら頭が上がらないように、逆に沈みながら後方に
押す動作をまず身に着けて、持ち上げようとする癖を上書き
してみて下さい。

そして、起き上がる癖が治るまで反復練習です。
今までやって来た回数を超えると完全に治ると思います。

 

 

切り替えしでの急ぎ打ち

手と腰で引っ張り合いのトップ


Question

 

スイングの切り返しの練習で、トップでクラブを置いたまま
左腰を切る・左に体重移動というのがあります。

トップからダウンに移る一瞬の時間差(ブランコで例えられ
る頂点で一瞬止まる)の事だと理解しています。

しかし、切り返しで急いで降ろして来るためにヒールトップ
したり、当たりが薄くなる事があります。

悪癖を修正する何か良い方法・意識付けはないでしょうか?


Answer

 

切り替えしの方法は色々とあります。
まず、コントロールショットなどの飛距離を出さない打ち方

の場合にはトップで右側だけ一瞬脱力して、右だけ崩れ落ち

るように降ろして来る方法です。

 

トップで一瞬力が抜ける事でクラブが止まり、ちょうどブラ

ンコが頂点で止まるのと同じ動きになります。

 

二つ目はトップで後ろを向いた時に左肩をできるだけ動かさ

ずに体重移動でダウンスイングに入る方法です。

これはバンプ、ダンプ、ターンの順序でまずヒップスライド

で腰を左の壁にぶつけ、後ろを向いたままクラブを落とし、

インパクトゾーンで体全体を回転させるという打法です。

 

これによって肩の開きが抑えられ、レイトヒティングで飛距

離も出る打ち方で、スリークオーターショットのような大人

しいフルショットになります。

 

そして、一番パワーが出る切り返しはトップでぶつける上げ

方です。
トップでヘッドが一番奥に行く時に左肩は最下点、背中は捻

じれてなおかつ反りが入り、右肘を上げて右足で地面を踏み、

腰はすでにスライドあるいはヨジリを入れてあり、ヘッドと

バンプの腰で引っ張り合いをします。

 

これによって体中の張りがマックスとなって、その反動でヘ

ッドがスピードを上げて降りてきます。

トップからの跳ね返りに合わせて腹筋で引き落としをするの

ですが、その時に手首を柔らかくしたままにすると刺しが入

ってヘッドがさらに走ります。

 

手首を柔らかくしておくと、ダウンスイングでコックがマッ

クスになり、インパクトでフルアンコックと言う短い時間に

クラブがリリースされることによってパワーが出せるのです。

 

いずれにせよ、左の肩が早く開き始めたり、左肩で横にクラ

ブを引っ張って来て打とうとするとヒールトップする事があ

りますので後ろ打ちをイメージしてできるだけ肩を閉じたま

ま腕を降ろすようにすると当たりが厚くなってダウンブロー

度が上がると思いますので試してみてください。