70 台が出ても 60 台が出ない

 

高等技術や引き出し、正しい練習方法やノウハウを習得

Question

自分は 20 代でゴルフ歴 4 年です。
平均スコアは 70 台後半で独学でここまできました。
80 台になったのも 1 年かからず、すんなりきたのです

が、いくら練習やラウンドを重ねても 60 台がでません。

 

やはり、このレベルはある程度センスでしょうか?
いくとこまできてしまった感があり、次は何を目指そう

か迷走中です。
アドバイスお願いします。


Answer

そろそろ我流の限界に来ているようです。
これから必要なのは試行錯誤して探せるような技術では

ありません。
コントロールショットは何種類持っていますか?
フルショットは何種類でしょう。

また、番手間は何ヤード刻みで出せますか?
曲げ球の種類と数は?


ここからは経験と感覚で試行錯誤してできるような簡単

な物ではありません。
技術と言う、技を習う事とそれをマスターして技能とし

て精度を上げる事が必要です。

 

ハイドローやローフェイドが打てなくても 60 台は出せ

ますが固いグリーンで止まらない時のスピン量と、軟ら

かい時にスピンバックしないスピンコントロールの引き

出しはあるのでしょうか?

 

この辺は YOU TUBE では一切見る事がなく、プロにしか

教えない内容です。

我流であと 4 ~ 5 年すれば何となく出来るような気にな

るかも知れませんが、タイガーウッズのように一本で 30

種類の縦距離を打ち分けられるテクニックはさすが彼で

も教くれません。

 

タイガーチルドレン達は何とか奥義を習おうと必死です

が、教えるのは恐らく息子だけになるかと思います。

 

私はアメリカでツアープロから直接習った技術を公開し

ていますが、文字での解説だけでしかも 8 割程度です。

あとの 2 割は言語化できない事もあり、また門下生達の

特権として差別化する意味もあって公開していません。

 

ここはシードのないプロがマスターすれば将来収入が

20 億は違うコアな部分ですので、質問者さんはすでにそ

のレベルの練習に着手しても良い時期にそろそろ近づい

て来ているのかと思います。

 

プロを目指すのでしたらこれを知らないと茨の道となり

ますので良く考える事ですが、プロ志望でなければサイ

トで勉強できる範囲内の事をマスターされると良いでし

ょう。

 

 

ドローで左、プッシュで右

      真っ直ぐ出るストレート球を打つフォームとは

Question

ラウンド前半はドローで打てるのに、後半からスイング

が崩れたせいでしょうかプッシュアウトが増える傾向が

あります。

 

体が早く開く事が原因と思い、クローズドスタンスに構

えると逆効果で、もっと右に行ってしまいます。

原因と対策をお願い致します。


Answer

プッシュ球はトップで充分に上半身が右に行っていない

か、左に突っ込んで打っている軸ブレが主な原因です。

 

疲れると左右の動きが怪しくなる事がありますので、背

骨軸を意識して軸ブレがなくなるように修正して安定さ

せる必要があります。

 

スタンスをクローズにすると実際には体全体が右を向て

しまって打球も右に行く事があります。

体重移動した時に軸が左にブレると球が軽く右に出るの

ですが、フェイスが少し左を向いて当たると軽いドロー

で真ん中に戻って来ます。

 

これは軸ブレに対してフェイス面で帳尻を合わせている

打ち方で、ピンの左数メートルに曲げるか、真っ直ぐ右

に出るストレート球が出て、ピンにデッドになかなか飛

ばない事があります。

 

これはフェイスがどのくらい左を向いてインパクトにな
るか、どれだけ突っ込んでインパクトになるかが一定で

はないからで、なかなか再現性が上がりません。

 

これを修正するにはフェイスを真っ直ぐに、とくにグリ

ップをスクエアにすると、最初はプッシュ球しか出なく

なるのですが、その右に行く分だけ突っ込みを治すと、

今度は真っ直ぐの球しか出なくなります。

 

そして突っ込みを治すには体重移動をしながらダウンス

イングで上半身を右に倒す事で、体が弓になって腰は左、

頭は右となり、同じ距離だけ右と左に動くと軸はブレな

くなります。

 

これで体重移動も体の弓も出来て真っ直ぐに出るストレ

ート球や軽いドローでピンをデッドに狙えるようになる

かと思いますので試してみてください。

 

 

HS 43 は遅いのでしょうか?

飛距離は筋肉量ではなく筋肉をどう使うか


Question

ゴルフショップでトラックマンを使用してドライバーの

試打を行っていたのですが「お客さんは HS が正直あまり

速い方ではないのでもっと軽くて柔らかいものがいい」と

言われました。

 

HS は 41-43 で総距離は平均 230-240 だったのですが速

い方ではないのでしょうか?

速い方ではないんだろうなとは思ってましたが遅いとも

思っていなかったので結構ショックでした。

 

成人男性の HS の平均ってどれくらいなのでしょうか?
悔しいのでトレーニング等して平均より上にしていきた

いと思ってます。

年齢は 20 代後半です


Answer

20 代のアマチュアであれば平均だと思います。
悔しくてトレーニングを始めると言われると決意された
のはとても良い事なのですが、飛距離は筋力ではなく持

っている筋肉をどう使うかです。

 

ショップでの事で真剣みが増した事はとても良い事です

が、我流で飛距離を伸ばそうと思っても限界があり、筋

トレによって椎間板や軟骨を傷める人もいますのでゴル

フに必要な筋肉だけで十分です。

 

身長 169 cm で体重 54 kg の高校生でも 300 Y を出して

いますので、見た目はガリガリでも持っている筋肉をど

う使うかが問題で、いくら筋肉があっても、それが使え

ないのでは意味がありません。

 

この飛距離で安定していれば 60 台を出す事も可能で、

あとはアプローチや寄せでスコアはいくらでも良くなり
ます。

 

ただ、男性は飛距離に対しての拘りが強く、10 cm でも

同伴者より飛ばしたいと力んで失敗する人が多いので、

まだ若いうちに頑張って飛ばしの技を習得されるのも良

いでしょう。

 

ショップは何だかんだ言って新しいクラブを売ろうとし
ます。
プロがメーカーから調整されたクラブを持って行っても
それでも違うクラブを薦めます。

 

ショップは来店した客を手ぶらで帰すなと教育されてい

ますので、あらゆる手を使って販売を促進しているため、

試打とかはあまり意味がありません。

 

まずは正しい動作が定着して、精度が上がり、安定した

プロ級の人でない限り試打してその場で自分に合ってい

るかどうかは分かりません。

 

飛距離はテクニックで、それなりの技があります。
スイングは全身を使って出しますので、それぞれの部位

をどう使うかが技術で、15 種類ほどの技を組み込む事で

300 Y は誰でも出せますので世界レベルの打法を習得され

る事をお薦めします。

 

 

上手くなる人、ならない人

小柄でもマキロイと同じ事をすれば 300 Y 超は出せる

Question

 

私の周辺には上はプロから下は 120 が切れない人まで色

々な人がいます。

短期間で上達する人がいるかと思うと 30 年もやっていて
ずっと下手な人などいろんな人がいます。

 

私はまだ 1 年ほどしかやっていませんが、どうも上達には

方程式があるような気がします。

やはりセンスの問題なんでしょうか?


Answer

 

確かに一生上手くならない人がいるかと思えば、3年でプ

ロの資格を取った人までいろいろです。

オーストラリアのグレッグノーマン選手は高校の3年間、

毎日学校の帰りにゴルフ場に寄って練習をして、卒業して

プロの資格を取ったと言われ、後にスーパースターになっ

た人です。

 

しかし、一生 100 が切れない人が 70 % もいるというデー

タがあり、その違いはお遊びゴルファーかスポーツとして

取り組んだ人の違いだと言われています。


同じゴルファーでも練習嫌いでただ遊んでいる人は別とし

て、一生懸命に練習しているのに上手くなる人とならない

人との違いをお話しましょう。

 

まず、やる気があって毎日でも練習できるのに上手くなら

ない人がいます。

彼らは我流で上手くなれると思っている人で、試行錯誤を

しながら感覚と経験で上達できると思っている人達です。

 

ある外科医さんは、医者になるより、300 Y 飛ばす方が難

しいと言っていました。

6 年間の勉強と国家試験など大変な思いをして初めて成れ

ると言う難しさは未経験者でも分ります。

 

ところが、ゴルフとなると遊んでいてプロに成れるとで

も思っておられる方が非常に多い事に驚かされます。

 

ゴルフは教科書通りにやれば誰でも上手くなれます。

しかし教科書が正しくなければ遠回りします。
何を習得するか、何を信じてどこを目指すのかによって全

く違ってきます。

 

センスだとか才能だとかはどれだけ好きでハマるか、また

どこまで貪欲で拘るか、そしてどれだけ遠回りしないかや

教科書通りにできるかで決まります。

 

ゴルフは動作の定着と精度、そして持続性です。

上手く行かないとすぐに才能だとかセンスだとか、出来な

い理由ばかり探す人がいるのですが、300 Y 飛ばす技術を

知らない事を棚に上げて、飛距離は生まれつきだとか平気

でテレビで解説する人すらいるのが現状です。

 

いかに基礎をしっかりと固めるか、地道な事をコツコツと

できるかどうか、そして迷ったり悩んだりせずに集中して

一つの打法をマスターできるかが重要なのです。

 

平均スコアが 7000 Y 級のコースで 60 台後半と言うゴルフ

ァーを目指す事、飛距離をキャリーで 300 Y 超にする事な

どは日本人だからと言って最初から諦めるのではなく、マ

キロイなどの小柄な選手でも実際に飛ばせる人がいるのは

なぜなのかを考えてみてください。

 

小柄でも飛ばせる事は事実なのですから、その技術を習得

すれば良いだけの話です。

 

強いて言うならば、才能とはより効率の良い練習と最高峰

の技術をいかに習得できるかです。

 

やる気さえあればその技術を求めて行けば良いのですが、

それが出来ないのは YOU TUBE などで簡単にそれが入手で

きると思って努力せずに上達しようとしているからです。

 

もっとも重要なノウハウはその辺に転がっていません。

人生を掛けてそれを求めて行った人にしか、最高峰の技術

は習得できないでしょう。

 

質問者さんは素晴らしい洞察力と直感に優れておられるよ

うで、その方程式が存在する事を察知されています。

それが本来のセンスなのかも知れませんね。

 

 

20 打平均スコアを下げるには

コースは課題を探すところ、練習は練習場で


Question

ゴルフ歴20年のゴルファの平均スコアは110です。
このゴルファが今後平均スコア90台になる可能性はあり

ますか?
ちなみに、今まで週 1 くらいのペースでラウンドしてき

たそうです...

 

Answer

平均スコアが 110 とはお遊びでしかやっておられなかっ

たと言う事でしょう。
ゴルフをスポーツとして捉えれば 90 など簡単です。

 

現在はダブルボギーゴルフをされていると言う事ですの

で、これをボギーゴルフにすれば良いだけです。

 

パー 4、 380 Y を 3 オン 2 パットで良いのです。
130 Y を三回打って乗せればボギーは取れます。

逆にどうすると 110 も叩けるのでしょうか?
何をやってそんな数になるのでしょうか?

 

OB 5 回とかでしょうか?
それともバンカー林や池? 20 年も毎週コースに行って

いるのでしたら寄せワンやバンカーは得意なはず。
パターだって 3 パットはあまりしないでしょう。

 

では、一体何をやって来たのでしょうか?

恐らく練習場に行かない人なんですね、きっと。
コースで練習するから良いとか、練習すると下手になる

とか勘違いされておられるの方ではありませんか?

 

ショットが安定するるとパーオン 2 パットで 72 です。
ドライバーは 220 Y でも FW の上にあり、そこからアイ

アンでグリーンに乗せるだけの話です。

どこに乗っても良いのですから難しくはありません。
何でショットを安定させないのでしょうか?


20 年もゴルフをやってきたのではなく、20 年間遊んで

来たということなのでしょう。

 

ショットは再現性です。
毎回同じ事ができれば良いのです。
野球のようにストライクゾーンの全てが打てるようにす

る必要はなく、決まって同じところにヘッドが降りて来

れば良いだけの事です。

なぜそれを練習しないのでしょうか?


どんな打ち方をしても、ショットさえ定着させるだけで

いつでも 72 が出せるようになるのです。
なぜ同じ事をしないのでしょうか?

 

20 年間勘違いをされて来られた方ですが、定着練習をし

ない限りは一生 110 で、加齢とともに増々下手になる一

方でしょう。

この辺の 20 打くらい簡単です。

やる気があるかどうか次第です。

 

 

たまにプッシュが出る

切り返しから右に上半身を倒す

Question

 

プッシュアウトして打球が右に行き、原因は突っ込みだ

と言われました。
しかし、どうやっても突っ込みが治りません。

練習の良いアドバイスをお願いします。


Answer

 

150 Y 先のグリーンで真ん中を狙っているのに右のカラ

ー当たりに飛んで行くような球、勢い良く真っ直ぐに右

へ行く打球はプッシュ球です。

これは軸が目標方向にブレている事で起きる事が原因の

一つです。


軸のブレとは寄りかかりや突っ込みで体重移動と一緒に

軸が左(目標方向)にブレてしまう事です。

修正方法の一つには体重移動を辞めて体の中心に軸を持

って行く事や左一軸にする事で治る事は治るのですが、

体重が上手く乗らないので飛距離が落ちます。

 

理想は軸のブレをなくして体重移動をしながら球に体重
を乗せて打つ事ですが、その方法は欧米打法にあります。

 

まず、軸とはどこかですが、現在の主流は背骨軸で、特
に首の裏(第七頸椎)が動かないスイングが理想です。

背骨が軸と言う事は体の裏側に軸があるので、おでこは
動くのですが後頭部は動かないという回転になります。

 

しかし、体重移動をする際にはヒップスライドをしなが

ら回転を入れて重心を左に移動しますので、腰は左に移

動する事になり、それに伴って第七頸椎がくっついて行

くと寄りかかりや突っ込みと言われる動作になります。

 

そこで、下半身は今までと同じようにヒップスライドを

するのですが、同時に上半身を右に倒します。

これが体で弓を作ると言う動作です。

実際には腹筋と右腹斜筋を使って反った体を丸めて猫背
のように丸めて胴体でもパワーを作り出します。

 

これはテニスのサーブやバレーのアタックと同じで反っ

た体を丸める動作で腹筋を使います。

ゴルフは真っ直ぐ前打席方向に丸める事ができませんの

で、右腹斜筋も使って肩を開かずに後ろ打ちをします。

 

すると上半身は右に10 cm ほど倒れ、その分腰が左に10

cm 移動して第七頸椎はその場に止まって動かないと言

うのがそのメリットです。

 

これによって突っ込みや寄りかかりがなくなり、しかも

体全体が弓になって体のバネによって飛距離も伸び、し

かも体重移動のパワーも使えると言う一石三鳥の効果が

得られるのです。

 

体はトップで捻じりながら反り、切り返し前後に猫背に

して後ろを向いたままお辞儀をし、体を丸めてインパク

トし、フォローでまた逆に捻じりながら反りかえると言

う、見ても良く判らない動きをします。

 

これが 30 年前にアメリカで流行ったタイガー打法で、

その後マキロイなどが真似をして世界の主流になってい

るのです。

日本にはほとんどない技術ですので、欧米選手の打法を
良く観察してみると解ると思います。

 

 

バーディーゴルフの内容とは

80 の壁を超えるには全てをレベルアップ

Question

いまアイアンの横振れを無くすためにコントロールショ

ットの練習とあとはドライバーの飛距離アップを求めて
日々練習しています。

 

ドライバー飛距離は 260 yd ぐらいです。
目標はやっぱり 300 yd です。

 

80 前半、あわよくば 70 台と目標設定した時に今の練習

では先が見えなくなる時があります。
なにかいい練習法を教えて下さい。


Answer

パーゴルフからバーディーゴルフにゴルフの内容にレベ

ルアップする時期に来ていると思われます。

現在はパーを取りに行っているので、ミスをすればボギ

ーです。


これをバーディーが取れる内容に変える事で 70 台が楽

に出るようになります。

 

まず飛距離ですが、 300 Y が目標でしたら体の使い方や

飛ばしの技を数多く組み込む必要があり、その上で定着

させて再現性を高める必要があり、それに1~2年は最

低掛かります。

 

そして、アイアンの精度を上げてベタピン率を上げる事
でバーディーを取りに行きます。
パー 5 は 4 つの内 3 つ、パー 4 は 2 つ、パー 3 で 1 つ

の合計バーディーは 6 つ取る内容が目標です。

 

3 分の 1 はバーディー、3 分の 1 はバーディー逃しのパ

ー、そして 3 分の 1 は寄せワンのパーです。

と言う事はパーオンしなかった時には寄せワンができな
いとこの目標が達成できません。

 

従ってドライバー、アイアン、寄せ、そして 3 パットし

ないなど、全てをレベルアップしなければなりません。

 

ここが両手シングルと片手シングルの違いとなり、今の
ままでは目標を達成する事はできません。

 

ドライバーは短いコースでプレーするのでしたらそのま

ま OB を出さずにFWに置く事ができれば十分ですが、

7000 ヤード級フルバックからプレーされるのでした

ら、あと 20 ~ 30 Y は欲しいところです。

 

質問者さんの価値観と好みで方針を決める事ですが、目

標から考えると 15 種類ほどある飛ばしの技を習得する

事と、ショットの引き出しを増やす必要がありますので

それらを把握していて、なお且つ教える技術を持ってい

る人から習うしかないと思います。