方向出しで縦距離調整
Question
クラブフェイスのインパクトからフィニッシュ
の返り、つまり手首の返しの動きは卓球やテニ
スのイメージで良いですか?
Answer
卓球やテニスの事は分かりませんが、ゴルフに
はフォローの形が色々とあります。
クラブの性質上、ヘッドの片方にシャフトが装
着されている事で振ったら勝手にフェイスがロ
ーテーションしてクラブが返ります。
これが基本の返しですが、フェイスを意図的に
返して飛距離を出したり、意図的に閉じずに方
向出しをする技法もあり、この 3 種類が基本で
これに高さを加えるとさらに引き出しが増えて
様々な状況に応じた打ち方が出来るようになり
ます。
基本は自然の返しなのですが、レイトヒティン
グでリリースを最後のギリギリまでせずに返す
とヘッドが走り、ヘッドスピードが上がる事か
ら意図的に返す技法があるのですが、同時に方
向性が悪くなる事で距離が必要な時以外はあま
り使いません。
ラフからのショットやあと少し縦距離が足りな
いなどのケースではこの技法を使いますが、突
っ込んで右にプッシュする人がこれで帳尻合わ
せしているとバラつきが出てどこかで壁が現れ
ます。
また、ちょっとこの番手だと長いなと思った時
に力で調整をするのではなく、フェイスをター
ゲットに向けたままフォローを取るとヘッドの
走りを抑える事が出来て同じ速度や力で振って
も緩まずに縦距離を短くする事が出来ます。
次に打球の高さ調整で行うのがフィニッシュの
手の高さで、タイガーは高いフィニッシュでは
打球が高くなり、低い所で止めると打球も低く
なると教えていますが、これは 5 才のタイガー
にお父さんが教えた方法ですので微妙です。
フィニッシュを高くする事を意識するとハンド
レイトになったり打ち上げ軌道になる事で球が
上がり、逆に低い位置で止めようとするとハン
ドファーストになり易く低い球になり易い事か
ら子供に分かるように簡単に教えた方法です。
フィニッシュの形で縦距離を調整し、また弾道
の高さでも縦距離が調整出来ます。
最終的にはいかに縦距離を正確に出せるかです
ので、一つの打ち方に固執せずに引き出しを増
やす事をお薦めします。