出球方向を決める原理とは

  使えるのは 1、8、6 だけ

Question

 

インパクトの瞬間左手であえて右方向へ狙うよ

うにしたら、まっすぐ飛びます。

しかし、タイミングが早いと左へ、遅いと右へ

スライスします。

 

安定感するには、やはりインパクトで操作しち

ゃダメですかね?

でも、今まで散々レッスンでもスイングで改良

しましたが、ダメでした

 

Answer

 

出球方向はヘッドの軌道で決まります。

インアウトで振れば右に出てアウトインだと通

常は左に出ます。

 

そして、フェイスの向きは球質を決め、開いて

いると右にカーブし、閉じていると左にカーブ

しますので、この二つを組み合わせて大きく分

けると 9 種類の打球に分けられます。

 

質問者さんが操作と表現されているのはこの手

の軌道をインアウトにして真っ直ぐに球が出る

と言う意味だと思いますが、これは恐らくその

方向がスクエアなのかも知れません。

 

また、この他に出球を決める要素の一つがヘッ

ドと手のタイミングですので、その原理もお話

しましょう。

 

手よりもヘッドが遅いと振り遅れで、手よりも

ヘッドが早いと先走りとか手遅れになって左に

引っ掛けます。

 

これはインパクトでの手の位置とヘッドの位置

関係で右に出たり左に出たりしますので、その

タイミングを調整します。

 

これは手先の操作と言うよりはヘッドの走り具

合で調整する方向出しの技法です。

単純に切り返しからすぐに手で引っ張って来る

とヘッドが遅れて振り遅れとなってヒールトッ

プしたりします。

 

この場合は手が 8 時辺りに落ちて来るまでは自

然落下や力を抜く事で左に引っ張るのはその後

にします。

これによって縦と横のバランスが取れます。

 

そして反対にヘッド走らせるためにトップから

すぐに前倒しを入れたり、トップでぶつけて跳

ね返りを利用してヘッドを走らせるとタイミン

グが合ったり、やり過ぎると先走りで引っ掛け

る事もあります。

 

したがってトップの深さが毎回違ったりヘッド

の走りが毎回違っていているとタイミングがズ

レて方向的なバラつきが起こります。

 

軸ブレやトップの位置をまずは一定にし、トッ

プでの間合いも含めてタイミング調整をして方

向の安定練習をします。

 

このタイミグを合わせる秘策としては方向出し

の技法でインパクトゾーンは手とヘッドの速度

を同じにするように、ヘッドが落ちて来るのを

待ったり、手もヘッドも右から左へと横にその

ままズラすような振り方で押し込みを入れると

ある程度調整する事が出来ます。(アンヒンジ

しないフォロー)

 

また、フェイスを返さずに自然のローテーショ

ンだけにして、両手で上に持ち上げるようなフ

ォローにする事でフェイスが開いてスライスに

なったり被せ過ぎてチーピンになったりが防げ

るかと思います。

これは操作ではなく基本動作です。

 

打球を決める原理を良く理解すればどうすると

タイミングが合うかが解ると思います。