いくら練習してもミス

Question

 

毎日 2 時間以上練習しているのですが、この 1

年はほとんど安定せず、芯にすら当たらなくな

っています。

 

当たっても方向にバラ付きが出て 80 台だった

のが今では 100 すら切れなくなりました。

ミスはなくならないと言いますが、さすが酷い

球が出るとやる気を失います。

 

どうすれば良いでしょうか?

 

Answer

 

練習は効果のある練習、上達する練習が必須で

ほとんどの方は下手を固める無駄球を打つ事を

練習と言っています。

 

では何が効果があって何が無駄な練習なのでし

ょうか?  それは明白です。

完成形で振っているかどうかです。

 

方向がバラつく、フェイドしか出ない、思った

飛距離が出ない球などをいくら打ってもそれは

完成形ではなく無駄球です。

 

それがいい加減分からない人が多く、いくらで

もと遠回りするのです。

ただ、そのオヤジフェイドで飛ばない打球でも

定着して安定する事があり、そうなるには 3

年間全く同じ打ち方をすれば良いのです。

 

ところが、変な球しか出ないと治そうといじり

出し、毎回違う球を打ち、毎日日替わり打法で

300 種類ほどの違う打ち方を毎日するのです。

これをやると一種類の打法で打つのは 300 球

打ったとしても一回です。

これでは何年打っても定着しません。

 

スイング理論とフォームが正しく、そしてその

通りに動いていてズレてもすぐに修正でき、忘

れてもすぐに思い出し、同じ事を 3 年できたら

70 台前半で回れるようになります。

 

10 年くらいやっているとその内の 3 年くらい

は同じ事をする時があり、それでシングルにな

ったと自慢する人がいるのですが、無駄球を打

っていた 7 年間はなかった事にしています。

しかも、300 Y 出せる打法ではなく、番手間の

距離が 2 - 3 Y刻みで出せる技能はなく、自由

自在に曲げ球が使えません。

 

その先にはこれだけの技能が必要で、たまたま

偶然当たるのを待って打法を手探りで探してい

る方は一生定着せずに無駄球を打つだけのお遊

びだと言う事を認識するべきです。

 

パーで回るまではお遊びですが基本を習って練

習すれば誰でも無駄なくシングルになれます。

そして、ゴルフはそこから始まるのです。

 

「プロになる分けではないので」と基礎を習わ

ない人がいますが、それは学者になる分けでは

ないのでと言って小学校に行かないのと同じ事

なのです。

 

時短だのコスパだの言っている人達がいかに無

駄な遠回りをしている事か、無駄なく上達した

人から見ると何とも滑稽としか映らないと言う

事です。