Question
最近、良く素振りをしていますが素振りの際に
注目するポイントって何かありますか？
Answer
ゴルフは初めてクラブを握った時から、素振り
は非常に重要で、その人のニーズに合わせて目
的が違います。
質問者さんは何を目的に素振りをされておられ
るのか分かりませんので一般的なお話をさせて
いただきたいと思います。
素振りの目的は色々とあります。
まず、準備運動としてのストレッチを兼ねたウ
ォームアップ、打法の型通りに動く練習、その
通りに動けているかの確認、タイミング合わせ
バランス調整、精度を上げる基礎練習やドリル
定着練習や立ち上げ練習などです。
最初はどう振るのか基本的な動作を覚えなけれ
ばならず、球を打つ前に素振りでまず動きがで
きるかどうかスイングしてみます。
基本動作ができておらず毎回違う軌道で振って
いる段階では球を打っても意味がありません。
まずはフォームと言う型通りに動けるように一
つ一つ丁寧に動かし、体全体の動きができるよ
うになるまでは素振りです。
初心者、中級者などはこの素振りでフォームを
固め、無駄に打って失敗経験をしない事です。
この失敗経験をし過ぎるとトラウマとなって恐
怖心が出て、最悪の場合はイプスになり、筋肉
が動かなくなります。
これを避けるには、まず素振りで思った通りの
動きが出来、思った通りの軌道にヘッドが動き
思った場所にヘッドが何度やっても落ちるまで
反復が必要です。
そして、ある程度定着したら、ヘッドの落ちて
いる場所に球を置けば当たるはずです。
これが当たらない場合はメンタルの領域になっ
ていますので素振りを増やし、そのフォルダを
開けるドリルや矯正を行い、素振り通りにスイ
ングできるようにします。
また、上級者やプロでもイメージを作るのに素
振りを使います。
打つ前のルティーンではフェイドやドローの打
ち分け、また高い球低い球など、その開けたい
フォルダーの動作をイメージしながら素振りを
してから毎回打ちますので、どんなレベルの方
でも素振りは必要で、その人の段階に応じて意
識する点や注意する点が違います。
ただ、ラウンド中などは肩が回らなかったり、
体の動きが小さくなるので、できるだけ基礎練
習と同じように大きくゆったりと行う事を心が
けると良いでしょう。
ただ、高齢者となると素振りだけでもかなりの
負担になりますのであまりやりません。
質問者さんの段階に応じて、また、目的に応じ
てご自身に必要な素振りをして下さい。
