インパクトで肩が開いていない
Question
インパクトの時って「クラブでボールを捉える
」って感覚を持って打ってますか？
その感覚とはどんな感触なのでしょうか？
また、捉まった球とはどんな打球なのでしょう
か、捉まえ方を教えて下さい。
Answer
捉まると言う定義は人によって様々なのですが
丸山茂樹選手は引っ掛けた事を意味すると言っ
ていたり、左に真っ直ぐ強い球が出た症状、要
するにミスの時に言うと言っていました。
ところが気持ちの良いナイスショットの時に捉
まったと言う人も多くいますのでまずは意味を
統一しましょう。
一般的に使われているのは恐らくしっかりと芯
を捉え、球が潰れた感覚や真っ直ぐに当たった
感触などでエネルギーが損失していない効率の
良い打球だと思います。
球を捉まえるには動作やタイミングで、その全
てが完璧でないとその打感が出ません。
その仕上がった時の感覚を「捉まえる感覚」と
呼ぶ人もいるかと思います。
ところが、適当に振って偶然に当たって捉まっ
た時の感覚は再現性が乏しく、また偶然に当た
るまで無駄球を打たなければなりません。
その場合、いくら感覚をイメージしてもそう簡
単に出来るものではありません。
高橋塾では真っ直ぐに力強く出るエネルギーの
ロスがない打球と言う意味で使っており、その
捉まえた球を出す技術を習います。
真っ直ぐに出る球で芯は捉えていても、頂上か
ら右に滑るような擦り球は微妙にフェイスが開
いているのが原因で、これは捉まった球とは言
えません。
また、オヤジフェイドのような癖球なども使え
ると言うだけで決して完璧ではありません。
球を捉まえるには基本動作が全て完成した状態
にすることで、真っ直ぐに出るストレート球を
打つ事です。
ヘッドの軌道、フェイスの向き、ヘッドと手の
タイミング、インパクトの重量など、全ての条
件が揃うように調整して、それを定着させる事
が大切です。
特に捉まらない原因の一つに肩の開きが早い場
合が上げられますので、これは肩を出来るだけ
開かずに打つ技法やスキルが必要です。
