前傾キープができない

起き上がり打法はもう古い

Queston

 

インパクトで前傾がキープできず伸び上がって

しまいます。

少しずつ良くなってきてはいますが、動画撮影

すると、もう少し頑張りたいです_φ(・_・


ちなみに打った後も前傾ってキープしますか?

プロのスイング見てるとそうなのかなぁ?と思

っています。


Answer


起き上がり、伸び上がり、遠ざかり、浮き上が

りなどは全て飛ばそうとして背筋を使って吊り

上げてブランコ効果で打っている事や、ダフら

ないようにしようと体が勝手に調整しているの

が原因です。

 

まずは起き上がり打法のお話です。

中期の頃はジャックニクラウスやトムワトソン

などを代表とする選手達が起き上がり打法を流

行らせました。

 

彼らは幼少期から遊びで覚えた打法を変えずに

大人になり、プロになっても変えなかったので

再現性が最高値まで達して歴代記録を残すほど

のスーパースターになりました。

 

そこに掛かった年月は 10 年、20 年ととんでも

なく長い年月の毎日の練習量ですが、大人にな

ってからゴルフを始めたアマチュアにとっては

そんな悠長な事はやっていられません。

 

理想は軸が動かない事ですので最初から軸が動

かない打法で練習するべきなのですが、日本は

未だにその頃の古い打法を教えていて、最近や

っと若者達がそれに気づいて来たところです。


さて、タイガー打法からは逆に圧縮打法となっ

て、むしろ沈んで体を収縮させて回転させる事

で弾かれて回転速度を上げる打ち方です。

 

トップでは左サイドベンドで左肩を最下点に落

とし、切り返し後はその下に右肩を通すように

体を詰め込んで行きますので、かなりの圧縮感

を感じて、その圧力による反発と張りによって

弾き出されて肩の回転が速まります。

 

ちょうど枝豆を指でつまんで圧縮すると豆が飛

び出すかのように弾き出されるパワーです。

 

起き上がりの原因は楽なのと長さが合わずにダ

フるのを調整する事などにもあります。

アドレスでアームシャフト角は 160 度ほどなの

インパクトでは 175 度と伸びる事で手前に落

ちてダフります。

 

ハンドアップのハンドファースト

そのダフリを何度も経験すると体が勝手に帳尻

を合わせて起き上がる事があります。

では、その左肩と球までの距離をどうやって合

わせるかです。

 

圧縮打法は肩の回転は縦になり、インパクトで

左肩は頂点まで上がります。

また、ハンドファースト度が強いのでヘッドが

届かないほどになってしまいますので、これが

できないと最初はダフリます。

 

ハンドファーストになるほど球に届かなくなる

まずは圧縮打法の動作を習得して素振りで定着

させないとダフリが多発して体が言う事を聞か

なくなります。

したがって、肩軌道を治し、サイドベンドを入

れた弓状のインパクトでハンドファースト度を

上げてムチ効果を使った動作が出来てから球打

ちです。

 

右サイドベンドでハンドファースト度が上がる

また、ブランコ漕ぎのようなインパクト直前に

パワーを入れて持ち上げるのを辞め、むしろ長

く低いインパクトを作ってフォローで出来るだ

け遠くに押し込む動作を入れます。

したがって、打った後もすぐに起き上がらない

と言うフォームに改造すると良いでしょう。

 

中高年の方はこの欧米打法は怪我の素ですので

要注意です。