ベンホーガンは目障り?!

70 年前のスイングは最新欧米打法の基本

Question

 

「モダンゴルフ」っていう 1950 年代に書かれ

た本の内容は当時のゴルフクラブとボールを使

う前提だと思うんですが、今の時代のクラブと

ボールにも100%当てはまるんでしょうかね?

 

もし 100% 当てはまるのなら、道具の進化なん

て意味ない世界なんでしょうね。

ベンホーガンについてごちゃごちゃ書いてる人

が目障りではないですか?


およそ70 年前(笑)そんな古い打法、今の道具で

打てる分けがないと思いますが。

 

Answer

 

ゴルフの歴史は 600 年ほどで、つい 100 年程

前にやっとそのゴルフと言う物がクラブの設計

とともに確立し、後世にその真髄を残したのが

ベンホーガンでした。

 

タイガーウッズの打法は 8 割から 9 割がその時

代のクラシック打法にパワーを足した打法でマ

キロイもそれで打っています。


ジャックニクラウスの時代にはちょっと脇道に

それてアップライトの起き上がり打法になった

のですがタイガーがまた元にに戻しました。

 

パーシモンのバラタボールでタイガーは 43.5

インチのドライバーでメジャータイトルを取っ

ており、その後道具の変化によっても優勝し続

けた歴史があります。

 

道具は本当に進化しているのでしょうか?

木から金属に変わっただけで、野球で木のバッ

トを使っている人が金属バットでは打てないと

思いますか?

 

確かに空洞にしてヘッドを大きくしたのでスイ

ートスポットが大きくなって優しくはなりまし

たが、果たして進化とは言えるのでしょうか?

 

スイングの基本は 500 年の間に確立され、その

集大成をまとめたのがベンホーガンで、基礎は

すでに出来上がっていて、道具などの変化には

関係なく、物理的なスポーツ科学の部分は普遍

的です。

 

武道は中国からその昔日本に入って来たのです

が、そこから日本独自の流派などに枝分かれは

しましたが、中国武道は古いからと言って否定

されてはいません。

 

その時代の流行やパワーの違いこそあれ、根本

的なスイングは道具に関係なく同じです。


クラブメーカーはいかにも進化したと言って毎

年非消耗品を売りたがるのですが、その販促デ

ータは販売側に都合が良い情報ばかりです。

 

空手も柔道も歴史ある古い武道ですが、それを

今の人間には合っていないと言っているように

しか聞こえないのですが、如何でしょうか?