Question
ハンドダウンの構えからシャットにテークバッ
クしている人が多くなりましたが、最近の流行
なんでしょうか？
Answer
そうなんでしょうか？
ハンドダウンの定義はないので、基準としての
位置をここで定義しましょう。
まず直立してクラブを握ったままシャフトを水
平にして両腕を伸ばし、お臍の高さにします。
この時に出来たアームシャフト角とスパインシ
ャフト角をそのまま維持して股関節から前傾を
するとヘッドが着地します。
その時の手の位置が標準の位置で、ハンドダウ
でもハンドアップでもない位置としましょう。
また、アドレスでハンドダウンなのか、インパ
クトでなのかも確認する必要があります。
アドレス時に標準の位置で構えているのを最近
はハンドダウンと解説するようになったので、
そういう印象になったのだと思います。
シャットで上げると言うのはインパクトでシャ
ットにしたいからで、シャットのまま下して来
てそのまま打ちます。
これによってインパクトの重量が増えて球の反
発力を最大に使う事ができるのです。
ハンドファーストにするとフェイスが開きます
ので、シャットにしてフェイスを目標に向け、
真っすぐに力強い打球が生まれます。
これをフェイスローテーションで合わせようと
するとバラつきます。
左手首を掌屈にしてフェイスを閉じたままハン
ドファーストで打つ打法が現代の主流です。
シャットで上げる手法は 30 年前からあり、流
行なのかどうかは別として、インパクトはハン
ドアップが現在の欧米打法ですので、手元が浮
くとか言う事ではなく、意図的にハンドアップ
にして打つのも欧米打法の主流です。
したがって、インパクトではハンドアップでシ
ャットにするのが世界標準と言う事になります。
