基礎はハーフスイング?

9 時の位置で肩が 90 度回っている

Question

 

初心者の時に、玉に当てたいが為、手打ちにな

ってしまいました。

腰切ってハンドファーストとか最初は当たらな

いし、地味やし、爽快感無く理論を知らないか

ら大半の人が手打ちになってしまうそうです。

 

教える時は、最初地味な作業、腰切って、手が

後から追い越して行くハンドファーストをハー

フスイングで教える方が良いですかね?

それが最善、最短に上手くなるのでしょうか?


Answer


仰る通り、まず手打ちで当てに行く人が恐らく

ほとんど全員だと思います。

最初から体を使って打とうとする人は見た事が

ありません。

 

教える側としては、ハーフスイングよりもチッ

プショットが正確に打てるようにする方法がよ

り早く上達すると思っています。

 

これは肩の回転でしか打たないので、ブレる部

位が一番少ない打法です。

これで真芯に当てる練習をして、振り幅を大き

くして、番手を上げて行くと 100 Y 近く飛距離

が出るようになります。

 

そして、次はピッチショットです。

これはチップショットにプラス手首を入れてワ

グリングする打ち方ですので、10 ~ 15 Y 飛距

離が伸びて、これらはアプローチに実践で使え

る引き出しになります。

 

そして、この二つができたら次にハーフショッ

トとして 9 時 3 時のスイングで背骨軸にしてバ

ンプ、ダンプ、ターンの順に打つ練習です。

 

これは  70 の壁を超える時に徹底的に行う訓練

で、基礎としてまず最初にクラブを握った人が

行う基本動作でもあるのです。

 

9 時 3 時のハーフショットは P W を使い、 L 時

から逆 L 時になるように振り、トップの形、イ

ンパクトの形を実際に作って記憶させ、ドリル

として何度も体を作るだけの反復をしたらその

点と点を結んだ線の動作を定着させます。

 

しっかりと左側屈を入れて左肩を下げ、スエー

しないようにアドレスからトップまでも鏡を見

ながら反復して定着させます。

 

これが最短の上達法ですが、初心者ににこれを

要求するとほとんどの人は辞めてしまいます。

 

この基本動作の重要性が分っていない人はまず

やらないし、強要しても上の空で真面目にやる

人はほとんどいません。

したがって、ご本人がいつ気づくかにかかって

います。

 

それまでの間に勝手に振って下手を固めて遠回

りするのですが、本人が我流ではダメだと諦め

るまではイライラしながらでもそれを否定でき

ないのがコーチとしてのジレンマです。

 

したがって、最初から素直に言われた通りの事

をする子供が一番成長が早いと言う事になるか

と思います。

 

質問者さんはある程度我流ではダメだと言う事

がそろそろ理解できたかと思いますので、素直

に基礎練習や基本動作の地味でつまらないドリ

ルからコツコツとやり直す時期だと思います。