フェースは返す?返さない?

どちらも引き出しとして定着させる

Question

 

ドライバーは意識的にフェースを返すのでしょ

うか? それとも返さないのでしょうか?

 

Answer

 

どちらもありで、どちらも正解です。

フェイスは体が回転すると勝手に回転します。

 

この回転をローテーションと言いますがフェイ

スローテーションやリストローテーションなど

その部位によって呼び名が異なります。

 

しかし、手首や腕のローテーションをせずとも

肩が回転すれば、結局 180 度回転します。

 

定義としてこの体が右向いて左を向く事によっ

てフェイスが 180 度回転する事を自然のローテ

ーションとします。

 

それに対し、リストローテーションやアームロ

ーテーションは、体の回転とは関係なく左腕が

骨を軸として回転する動きになります。

 

では、なぜ自然にローテーションするのに腕や

手首を回転させるかです。

これはレイトヒティングと言う技法で、ギリギ

リまで回転させずに最期に一気に回転させると

ヘッドスピードが上がるからです。

 

シャロースイングとか言い方は違いますが、後

ろ倒しや前倒しなどがそれで、方向よりも飛距

離を優先する場合にこれを組み込みます。

 

ところがレイドオフ打法はインパクトまではこ

の方法でヘッド速度を上げるのですが、以降は

フェイスを返さず、アンヒンジもせずに方向出

しをして、手とクラブを固めたまま押し込む事

で方向を安定させる打ち方です。

 

フォローは基本的に 4 種類だと思って下さい。

低い位置でフェイスを目標に向けたまま止める

打ち方、止めずにそのまま高い位置まで上げる

打ち方、自然ローテーションで低い位置で止め

る、止めないと言う 4 種類で、ドロー打ちはこ

れにアームローテーションを入れます。

 

高さやスピン量調整など状況に応じて、また番

手や飛距離に応じてそれぞれの打ち方を選択し

ますので、引き出しとしてどれも保存しておく

事が大切です。