方向だしのスイングとは

フォローでグリップエンドがお臍を指している

Question

 

方向出しとは具体的にどんな打ち方なのでしょうか?

 

Answer

 

人によって意味合いが違うことがあるのですが、ほとんどの
方は曲がらないようにフェイスを返さずに置きに行くような
打ち方を言うようです。

では、どのようにしてフェイスをローテーションしないのか。

その方法は基本的に3種類あります。

 

1 アーム(リスト)ローテーションをしない
2 左の肘を抜いてローテーションを止める
3 左の手首をフリップさせる

 

最初のアームローテーションをしないというフォームは、体
がローテーションをするので9時の時点ではフェイスは前の
打席を向き、フォローの3時では後ろの打席を向くという、
いわゆる腕を使わずに体と一体にして常に自分の前にクラブ
があれば、フェイスは勝手に 180 度ローテーションしている

ことになります。

 

左に肘を抜く打ち方は良く寄せで使うのですが、フォローで
フェイスを目標方向に向けたまま押し出す動作で、それをハ
ーフショットやフルショットでも使うと言うものです。

インパクト直後の 30 cm ほどはフェイスを被せずに押し込み

だけにするので、ケプカやスピースなどの最近の若手数名の

トップ選手達もこの肘抜きを組み込んでいます。

 

そして3つ目のフリップとはフォローの4時半過ぎから左手
首を甲側に曲げて手の平が目標方向を向くようなフィニッシ
ュにすることでフェイスが返らないという方法で、これはそ

の昔から欧米選手達のほとんどが取り入れているものです。

 

パワーフェイドなどでは肘抜きとフリップの両方を入れて確
実に引っ掛けないように思い切り振り抜いている選手が増え
ていますが、球を少し左に置いて出球を左にし、フェイスが
ターゲットを向いているのでカット打ちとなってフェイドに
なります。

 

スタートホールのドライバーやアイアンのコントロールショ
ットなどは1の腕や手を使わない一番シンプルな打ち方で安
全に置きに行くショットがスコアメイクには効果的で、良く

番手を上げてゆっくり振る、と言う解説がありますが、それ

がコントロール(飛距離を抑える)ショットですので、その

コントロールされたショットの時にはできるだけシンプルな

打法にします。

 

置きに行く場合はもちろん力も抑え、スイング速度も落とし
てゆったりと打つことが大切です。