レッスンに行きたくありません

力と張りは目に見えない


Question

 

自己流ゴルフ。
レッスンに行った方がいいというのは百も承知で質問します。

私はゴルフ歴5年です。


3年目で90を切ったのですがそれからシャンクに悩まされ、いま

では飛距離も落ち120台で回る日もあります。

時間とお金はあるのですがレッスンにはあまり行きたくありません。
練習器具も一通り持っています。
グニャグニャシャフトや短いクラブ、ボールなど。。

 

ここで質問です。
これだけやっとけ!!って練習を教えてください。
どうぞよろしくお願い致します。


Answer

 

自己流ゴルフは井の中の蛙に過ぎません、

3 年でハーフ 2 アンダーで回る人もいれば 300 Y 飛ばしている人も

いるのに 5 年経ってもまだそんな超初心者のような事で悩んでいる

のでは一生掛けても同じところをグルグル回るだけです。


ゴルフで肝心なのは再現性で、試行錯誤して自分で教科書を作ろう

としている限りは安定しないのです。

そして打法や効率の良い練習法、診断法、修正法、矯正法などのノ

ウハウはその辺には転がっていません。

 

まして、動画を見ただけで同じ事はまず出来ないのです。
見た目の形は真似できますが、形は動作の結果であって、そ動作を

しないと、いくら形だけ真似ても飛距離は出ないのです。

 

いくら動画を見ても、力や張りは目に見えないからです。
これは教えてもらうしかないのですが、レッスンビデオなどは集客

や再生数稼ぎですので真髄までは紹介していません。

 

また、どれだけ早くスコアアップするかでレッスンの内容を決めて

はならない事も知る必要があります。
その理由は小さくまとめると早く結果は出ますが、途中で限界が来

てそこから上には行けないからです。

行くためにはそれまで積み上げて来た再現性を捨てて、また初心者

の時のスコアからやり直しになるのです。

 

それでも大改造する人は何年も掛けて改造するのですが、途中で諦

めたり年が来てしまったり、怪我をして断念する事もあり、また改

造しない人は一生飛距離の出ないへっぴり腰で終わるのです。

 

打法には 5 分でできる打法から、動作を覚えるだけで 3 年も掛かる

難しい打法まで色々とあります。
飛距離が出る打法ほと難易度が高く、それだけ習得に時間が掛かり、

それから定着練習をしますので、欧米打法などは合計で 5 ~ 6 年は

掛ってしまいます。

 

また、上級レベルではフルショットだけではダメで、色々な打法で

番手間を出さなければなりません。
どうやって番手間距離を安定させるのか、硬いグリーンや柔らかい

グリーンではどの打法で打つのかなど、ショートゲームの引き出し

を増やさないとそのレベルにはなれません。

 

自己流の方々には想像すらできない世界が奥深く存在します。
井戸の中でそれが全てだと思ってられるに過ぎませんので、しっか

りと世界を広げる努力をする事が大切だと思います。

 

 

 

短尺が意外に飛び過ぎ

リッキーファウラーは 43.5 インチ

 

Question

 

本日 43.75 にカットしたドライバーを試してきました。
計測器で測った所、現在使ってるドライバーが平均 230 前後、 
短尺ドライバー平均 220 前後でこの計測器をコースボールな

ら 10%くらいアップなので、短尺が以外と飛び過ぎでした。

 

ちなみに方向性抜群、、、アレっ!!まさかのエースドライ
バーに出会った感じ とりあえず平均 250 目指して練習はし
ますが、これなら距離の調整も出来るかも・・ 
コレからも色々とやってみます。

アドバイスが有ればよろしくお願いします。


Answer

 

確かに机上の論理では長い方が飛ぶのですが、実際にいつも

ミート率 1.5 で打てる人はまずいません。

短いクラブはそれだけミート率も上がり易いので、平均する
とほとんど飛距離は変わらないと言う人がほとんどです。

 

タイガーウッズは 44.5 インチなのですが、44.25 だと飛距離
が物足りず、44.75 だと当たりが悪いと言っていました。

 

確かにプロはミート率が元々良いのでこのくらいの長さには
対応できると思うのですが、クラシック時代には 42 インチ
や 41 インチだった時代もあるそうで、ジャックニクラウス

の時代は 43.5 インチが標準でした。

 

タイガーウッズもその頃に始めたために、パーシモンのドラ

イバーで 43.5 インチでマスターズに勝っています。

 

もちろんトッププロでも 48 インチとかを使っている人もい

な分けではありませんが、ほとんどのプロはアマチュアより

も短いと言われています。

 

シャフトをカットするとウエイトバランスが軽くなって、ほ

かの番手とのバランスが合わなくなるのですが、バランスが

出ないので 7 万円のシャフトと交換しないとダメだと言う工

房ではなく、ヘッドに鉛を貼ってバランスを出してくれる所

にお願いすると良いでしょう。

 

ドラコン選手はドライバーだけなので、ほかとのバランスは
必要ないために、ヘッドのネジやウエイトなどを全部外して
でも軽くしているのですが、普通のゴルフではできればウエ

イトバランスはほかの番手とあまり変わらない方が良いかと

思います。

 

 

ラフではフェイスを開いて構える?!

芝質や長さ、濃さや芽の方向で判断する


Question

 

ボールがラフにある状態の時、アイアンのフェイスを開いて
アドレスしましょうというアドバイスがあると思います。
そのようにアドレスした場合、インパクトの際のフェイスの

向きはやや開いた状態でボールにコンタクトするのが正解な
のでしょうか?


Answer

 

ラフの場合は芝質と長さによってある程度状況を把握する事

ができます。
まず素振りをして芝の重さを調べます。
かなり重い場合にはそれだけ余計に振らないと距離が合いま
せんが、異常なケースがあります。

 

たとえば、ボールがファーストカットとラフのちょうど真ん

中に位置してラフに寄りかかっているような場合です。
この場合はアイアンのフェイス側が重くてヒール側が軽くな

りますので、インパクトでフェースが開いて打った球は右に

流れていきます。

 

この場合は最初から分かっていればクローズフェイスにして

おく事も可能ですが打って見ないと分からない事もあります。

 

そして、フェスキューのような茎が長く伸びてクラブに絡む

ようなラフの場合にはたまにシャフトに絡んでエフィスが閉

じてしまう事があり、恐らくその場合にフェイスを開いてア

ドレスすると言ったのではないでしょうか?

 

フェスキューの茎が膝まで伸びていて濃い場合には途中で茎
が絡んでヘッドが球まで届かない事もあり、そのような場合

はアンプレで外に出す事です。

 

日本にはそこまで厳しいコースは恐らくないと思いますが、

芝質がかなり重かったり、逆目だったりでとんでもない出方

をする事はあるかと思いますので、状況しだいだと思います。

 

深いラフで真上から見ないと見えない場合などはできるだけ

ヘッドの重いクラブで FW に出すだけにしないと、ショート

してバンカーと言う事もあります。

頭が出ているくらいのラフでしたら普通に打っても大丈夫な

所が多いかと思います。

 

しかし、逆にフライヤーになる事がありますので行き当たり

ばったりではなく、何度も同じコースに行ってコース慣れし

たりグリーンのラインを覚えるなどの準備が必要です。

 

ラフは半分ペナルティーですので、ティーショトで曲げない

事が大切です。

 

 

インパクトでお尻が引けてない

後ろに重心を移動しながら腰を引く


Question

 

よく最近のレッスンで切り返しの際に左お尻(左股関節)と左膝
を真後ろに引いてその状態で回転してインパクトと言われますが、
練習でかなり極端に引く動作を実行しても、動画でみると全然引
けていなく、骨盤が後傾する感じで起き上がってしまいます。

 

左お尻がアドレスより後ろになっているぐらい維持するには左お
尻や左膝以外に意識しなければならないところがありましたら教
えていただけると助かります。
よろしくお願いします。

 

Answer

 

切り替えしからインパクトまでの動作確認をしましょう。
まず、トップでは右足のカカトに重心を移動します。
右のお尻をちょっと後ろに出すようにします。

 

1 ヨジリとヒップスライドと左のお尻の突き出しバンプ
2 後ろ(飛球線上後方)を向いたままの引き落とし
3 左の腰を引くと同時に膝を伸ばす、腰を開く、左脚で蹴る
4 右脚の蹴りと右腕の押し込み

 

この動作を微妙な時間差をもって瞬時に行いますので、最初はな

ぞりでゆっくりと一つ一つを正確に動かし、徐々に速度を上げて

いきます。

ほとんどの人はめんどくさがってやりませんが、時間を掛けて少

しずつ着実にやれば出来ます。

 

欧米の 300 Y キャリーで出す選手達はほとんどこれが出来ていま
すが、動画で見ただけではどの筋肉にいつ力が入っているのかは

良く分かりません。

 

もちろん、飛距離を出すにはこれだけではありませんが、まずこ

れがダウンスイングの効率を上げる手順ですので、真剣に取り組

む事をお薦めします。

 

そして、問題は腰引きですが、トップで右の踵に重心を移動した

あとに、今度は左の踵に体重を移動します。
膝を伸ばさないと後ろに倒れてしまうほどお尻を突き出しながら
腰を引いて前傾が深まるくらい、上半身を沈めて体を圧縮しなが

らこの動作を行って下さい。

 

持ち上げたり起き上がりながら打つのではなく、腹筋に力を入れ

て圧縮し、弾き出すような打ち方をすると起き上がれません。

この動作はタイガーウッズが、「後ろ、さらに後ろ」と指導して

いましたので、「右のお尻を後ろに出し、左をさらに後ろに出す」
と言う事で体重を左だけではなく左の後ろに移動する事です。

 

この動作で一番難しいのはヨジリです。

出来ない方はヨジリの時にスライドだけでも大丈夫です。
ヨジリとは捻転戻しの事ですが、腰だけ戻して上半身はそのまま
の状態を保ちます。

 

したがって、上半身と下半身との捻転差がここでマックスになり
腰を引いただけでかなり肩が引っ張られますので、腰を引くタイ

ミングが早過ぎるとトップします。

 

ここは最初に腰のヨジリからのスライドで引き落とし、途中で開

くタイミングです。(手が腰まで落ちて来たところ)

このタイミングを合わせるのが難しいので、かなりの練習が必要

かも知れません。

 

 

 

フック、チーピン、引っ掛け

打球の種類は 9 種類


Question

 

フックとチーピンと引っ掛け、原因を教えてください。


Answer

 

まず、それぞれの単語の意味を統一しましょう。
フックとは左にカーブする打球と定義しておきましょう。
そしてチーピンですが、フックの酷い、どフックと言う事

だと思います。

 

そして引っ掛けとは出球から左で真っすぐ飛んで行く打球

と解釈しても良いかと思います。

 

球種は 9 種類に分類できます。
出球の方向で右、真ん中、左の 3 種類と左カーブ、真っ直

ぐ、そして右カーブの 3 種類で 9 種類です。

 

したがって、同じフックでも 3 種類あります。
右に出てフック、真っ直ぐに出てフック、そして左に出て

フックです。

 

この 9 種類の打球はそれぞれ原因が違います。
また、これらは真芯に当たっての球質ですが、ヒールに当

たったりトウ側に当たるとこれらに似た打球が出ます。

 

例えばヒール側にかなり芯を外すと最初から左に出て左に

カーブする打球になり、トウ側にかなり外すと最初から右

に出てさらに右にカーブして行きます。

今回は左へカーブする球と左に直進する球のお話をします。

 

球質を決めるのはフェイスの向きとヘッドの進行方向です。
質問者さんは恐らく上の図で D の打球が出ていませんか?
これは単純にフェイスが左を向いている場合です。

 

アイアンの場合にはクラブのライ角がアップライト過ぎて、

実際のライ角との差がある場合ですので、この場合はハン

ドアップで打つか、クラブのライ角調整をしてもらいます。

 

また、グリップがストロングの場合にこの球が出る事があ

り、ローテーションのし過ぎもその原因の一つです。

 

引っ掛けとは B の球ですが、フェイスが B 方向に向いてい

てしかもヘッドの進行方向も同じ B の方向だった場合です。


要するにアウトイン軌道でフェイスが被った場合ですので、

これでフェイスを開けばフェイドになります。

 

体重移動が少なかったりすると球は左に行きがちですので、
体が止まらないように注意して、それぞれの原因を特定し

ながらご自身で修正ができるようにして下さい。

 

 

上手くなる人は生まれつきのセンス

上達するのはセンス? それとも方程式?


Question

 

長い事ゴルフをしているのですが、あとから始めて追い抜い

て行く人もいれば、私より歴が長いのに未だにチョロチョロ

やっている人がいます。

 

追い抜いて行く人って何か方程式があるのか、それとも生ま

れつきセンスが良い、才能あふれた人なのか分かりません。

短期間でプロ級になる人って何が違うのでしょうか?

 

Answer

 

上手くなる人、ならない人の違いは一言で言うとやる気です。
まずゴルフを遊びだと思っている人と、スポーツだと思って

いる人ではスタートが違います。

 

また、スポーツだと思っている人とプロを目指す人ではまた

その姿勢に差があります。
これは全部やる気の問題です。

 

本格的にやると言っても、人それぞれ程度が違い、いくら真

剣だと言ってもじゃあ、第一優先はと聞くと仕事といい、第

二優先が家庭で、第三が付き合いの飲み、そして第四が趣味

の野球だと言う人はゴルフは単なるお遊びと言う事です。

 

日大にゴルフをするために入学し、プロを目指して毎日朝か

ら晩までゴルフにどっぷりと言う人は上達する条件を一つ満

たしています。

そしてその捻出した時間をどう使うかは二番目の課題になり

ます。何をどう練習するかです。


これには最高峰の教科書とコーチを師事する事が理想で、無

駄のない練習をする事です。

 

そしてさらに必要な条件は健康とメンタルです。

モーティベーションの維持や諦めない強い気持ち、迷いや悩

みを解消してストレスを作らない事です。

 

これらの条件にどこまで近づけるかをご自身で判定してみて

ください。それでご自身がどこまで行けるのかが大体わかる

と思います。

 

1年でプロになれますかとかトンチンカンな人がいますが、

現実をしっかりと知った上で目標を立ててください。

これらが上達の方程式です。


どこまでのめり込めるかはご本人のやる気しだいです。

センスとか才能とかではなく、上達ができる条件をいかに満

たす事ができるかだと思います。

 

 

転がしと上げるのとどっち?

上げるしかない場合はロブショット


Question

 

ゴルフのアプローチでは、転がしが入ると言われていますが、
フヮーと上げるのと、確率は変わらないと思いますが、優しく
打てるから、転がしがいいのですか?


Answer

 

ウエッジはフェイスが大きく広いので、芯の位置が高いところ
にあります。
毎回芯に当てたいとなるとかなりハンドファーストでロフトを

立てて、打ち込まないと届きません。

 

しかし、20 Y 程度の寄せでピッチショットをすると打ち込めば
飛び過ぎてしまうし、掬い打ちをすると芯に届きません。

それでバウンスをかなり削って球の下に入るように工夫する人

が多いのですが、実は打ち込まずにリーディングエッジが地面

に着かなくても芯に当てられる方法があります。

それが転がしです。


7番アイアンとかで球を右に置いて打つとリーディングエッジ
が地面に届かずに真芯で打てます。
ロフトにもよりますが、その昔は PW でも良かったのですが、
最近のクラブは 9 番くらいでないとそれが出来ません。

 

これによってダフリも軽減され、毎回真芯で打つ事ができます

ので縦距離が安定する事から、寄せの基本は転がしと言うのが

昔からの定番となっています。

 

そして、花道からのバンカー超えで転がせない場合にはロブシ

ョットやフロップショトなどのポップアップショットなどの 58

度でフワッと上げるショットが必要になります。

 

これは引き出しの問題でどちらが良いかではなく、そのライや
状況に応じて色々な打ち方が要求されるのです。


この上げるショットはリスクがあり、ダフってザックリやトッ

プしてホームランになる危険性もあるので、失敗が最小限で済

む転がしが最優先になるのです。

 

もちろん全ては個人の自由ですので、絶対にミスしないと自信

がある方は全部上げても良いと思います。