左親指は軌道を決めるガイド
Question
左親指をグリップから外すのは、試す価値あり
ますか?
現在、左親指はグリップにのせて、右手の小指
をからめないテンフィンガーグリップで握って
います。
Answer
いわゆる 10 フィンガーとかベースボールグリ
ップと言われる握り方ですが、親指を使わない
のであれば野球のバット握りの事なのかと思い
ます。
左の親指はかなりの負担が掛かりますので、振
り方やクラブの重量、練習量や体の丈夫さや回
復力などによって個人差があります。
バット式でも時松選手のようにしっかりと打て
るようですし、丸山選手が 3 年ほどトライして
やっと使えるようになったそうです。
ただ、慣れるまでに時間が掛かりそうですし、
最初は力の入れ具合やタイミングがかなり違う
ので、その前に1つ試す価値がある方法があり
ます。
それは右手の人差し指の付け根や右手の親指を
使う方法です。
人差し指の付け根は右手を被せ気味にして握ら
ないとクラブを支える事が出来ませんが、右手
の親指なら誰でも使えます。
特にパワーシフトで切り返す場合などはかなり
の負担が掛かりますので、力を分散させて半分
の重量に落とす事が出来ます。
左手だけで打っていた方は右手の形なども意識
して使えるようにするチャンスですし、より安
全にそして正確に軌道を作るためにも両手を使
う事をお薦めします。
良く、スイングは左手主導か右手主導かと言う
ご質問が多いのですが、どちらでもトップクラ
スのスイングが出来ますが、両手に分散させる
事でよりダメージを軽減する事も出来ますので
特に中高年以上の方達にはできるだけ怪我をし
ない振り方が大切です。
また、左手で引っ張る引き落としが強い方は特
に要注意で、スイングスピードが速いとそれだ
け負担も大きくなりますのでゆったりと振る事
や手打ちにならないように打つ事も必要です。