スランプに陥らない方法

自己診断、自己修正法を学ぶ

Question

 

スイングのフォームを見てもらいましたが、完璧

ではないものの悪くないとのことでした。

ドライバーを狙った方向に真っ直ぐ 200 ヤード

程度 ( 5 回に 1 回ほどスライスする )、アイアン

も狙った位置周辺に落とせていました。

 

打つ際の姿勢、持ち方、ティーの高さ、ボールの

置き場所等全て細かく決め、ひたすら練習してい

ました。

 

しかし突然全く当たらなくなりました。

突然感覚が消え、その後は感覚が復活しません。

どうすればこのスランプを脱せるでしょうか。


Answer

 

スイングフォームとミート率はイコールではなく

芯に当てるにはバランスです。

縦横バランス、前後、左右の力バランスなどが合

っているかどうかで決まりますので、どう打とう

とどんな格好でもそれさえ合えば当たるし、また

逆にどんなに綺麗なフォームで打っていても、そ

のバランスが合っていなければ当たりません。

 

綺麗なフォームとは効率が良く、精度が上がり、

再現性が高くなる基本であって、それにも増して

重要なのは定着です。

 

どんな打法でも定着させる事、これは運動動作の

定着が基本で、最も大切なのは軌道の定着です。

肩の軌道、手の軌道、ヘッドの軌道全てが定着し

何度振っても同じ軌道で最終的には 1mm のズレ

もないほどに再現性を高めます。

 

しかし、この過程での落とし穴があります。

それは感覚だけでスイングを覚えていると、忘れ

るのです。

 

しかも、何年経っても軌道がズレてしまうのです。

これは人間なので仕方がありません。

この忘れる事やズレは頭でメカニズムを記憶して

おくしかないのです。

 

体が感覚を忘れるのは最初は日常茶飯事ですし、

20 年経ったトッププロでも突然起こります。

その時に体だけではなく、脳でどう動かせば良い

のかを記憶しておく必要があるのです。

 

このプロセスを最初から知っていれば、動作を覚

える時に感覚だけに頼らなくなり、自分で思い出

したり修正できればこのスランプはなくなります。

 

このような経験をされる事で、いかにメカニズム

で動作を覚えなければならないかと覚ったのです

からこの経験で成長したと言う事です。

 

今後は経験と感覚だけに頼らずに、原理やメカニ

ズムも一緒に記憶しながらスイングを仕上げるよ

うにして下さい。