突然飛距離が落ちた

スイングは算数で振って覚える

Question

 

ある日突然ドライバーの飛距離が 280 ヤードか

ら 210 ヤードに落ち、アイアンは 7番 170 ヤー

ドから 130 ヤードに落ちました!

 

やればやるほど、悪化していき、グリップに違

和感、手打ちになってしまったと思い、ハーフ

ショットは上手くいくのですがフルスイングす

ると上手くいきません。


原因わりますでしょうか?

 

Answer

 

要するにスイングを忘れた、感覚を失った、記

憶が飛んだなどと言われるものだと思います。

大谷選手が高校時代に不調になった時に、コー

チがここをこうしたらどうか?と助言したら、

いや自分で調整できますと答えたそうです。

 

野球も同じように自分のスイングを忘れる事が

あるようですがゴルフも自分で治せなければな

りません。

 

では、どうやって元に戻すかです。

それにはどうやって振っていたかを体だけでは

なく頭でも覚えておく事です。

 

大谷選手が来年から何教科もの教科書に載るそ

うですが、野球にも算数が必要だとして、体重

の割合だとか三角形にして図形で覚えると言う

発言から大人になってからも必要だとして子供

達に教えるのだそうです。


これは要するにイメージで振るのではなく、メ

カニズムを算数で覚えていると言う事です。

具体的にどこをどのくらい、いつ動かすのかな

どの細かい動作を算数で覚えておけば、体が忘

れてもすぐに脳で思い出せるのです。

 

感覚と経験だけで出来上がったスイングではこ

のように消えた時に元に戻せません。

飛距離が突然なくなる事も同じで、どこかが動

いていないのです。


それは体重移動がなくなって力が入らないとか

肩の開きが早くて球が捕まらないとか、テイク

バックの軌道がズレて芯を外すとか、上げれば

切りがないほど原因は考えられます。

 

グリップにまで違和感があるとかですが、グリ

ップを忘れたとかではありませんか?

ある程度経験を積んで動作が定着されているの

でしたら一晩寝るだけで思い出す事があります

ので、分からない場合には練習を止めて試行錯

誤しない事です。

 

これをこじらせると逆に定着した再現性を失い

スイング本体が崩れてしまいますので、途中で

止めて帰る事も大切です。

 

ただ、完全に忘れてしまった時には基本動作に

一つずつ飛ばしの技を入れながら立て直す必要

があります。

 

そのためには一つずつの動作を具体的に覚えて

おく事が大切で、どの筋肉でその動作をして、

その形に戻すかの修正能力です。

 

生涯、何度でもこのような事はありますので、

最初から基準の位置や軌道、動作やタイミング

などを頭で具体的に覚えし、ズレたらすぐに治

せるように診断力や修正力なども同時に身につ

けながら組み立て直すと良いでしょう。