打感と音は重要な情報源

  球筋以外の重要な情報源


Question

 

長年の歴で色々なクラブを使って来たのですが

どれを使ってもあまり違いがない事が判って来

ました。

 

そこでナイスショットの場合、打感がとても気

持ち良く、これを維持する事が大切だと思い、

音で判断する事も可能かと思っているのですが

如何お考えでしょうか?

 

Answer

 

ナイスショットが出ない原因に芯を外す事があ

るのですが、打感によってフェイスのどこに当

たったか分かると自分で治せます。

 

ハーフトップしたり、トウ側に当たったり、ま

たヒールに当たるなど、まず毎回真芯に当てる

のは大変困難です。

 

そこで、芯を外した時にフェイスのどこに当た

ったかで自己調整が出来ます。

たとえばヒールの低い位置に当たった場合など

は横の力が強いか切り返しのタイミング、ある

いは肩の開きが早いなど、ある程度原因が特定

されます。

 

そして単に当たりが薄い時などはそれなりの打

感でインパクトの瞬間にすぐに分かります。

 

クラブの作りによって音はかなり違います。

たとえば DR ですがパーシモンの音は「バズっ

」と言う音でしたが、出始めのメタルは「ティ

ーン」と言う音がしていました。

 

アイアンも MB とキャビティーでは音が違いま

すが、特に違うのはポケットキャビティーで、

マットにダウンブローに打ち込んだ時とレベル

で打った時などは全く音が違います。

 

また、音質はフェイスのどこに当たったかを知

る重大な情報源です。

真芯に当たった時の音を毎回出すようにすると

指針の一つにする事も出来、特に音に敏感な人

は快音を聞く事がモーティベーションと言う場

合もあります。

 

打感に関してはどんなクラブを使っても真芯で

捉えると球が潰れたような感覚があり、この快

感はゴルフにハマる要因の一つとなります。

 

プロでも芯を外す時はローヒールかハイトウだ

と言います。

それぞれに打感も音も違いますので、プロはど

こに当たったか毎回分かります。

 

この二つは縦横バラスの調整だけで治る事が多

く、横が強いとヘッドが浮いてローヒールに当

たり、弱いとハイトウに当たります。

 

また、トップの切り返しで急ぎ打ちをするとヘ

ッドの軌道フラットになってローヒールに当た

りますのでトップで一瞬止まってから切り返す

事でバランスが調整されます。

 

良く、芯に当たっているかどうか分からないと

言う方がおられるのですが、デカヘッドでトル

クの高いシャフトだと芯を外しても分からない

事があります。

打撃を吸収してしまうので感覚がなく、修正の

きっかけにならない事があります。

 

打球の調整は球筋を診るだけではなく、打感や

音質でも判断が可能ですので、ラウンド中の調

整はトラックマンは使えませんので、原始的な

方法で立て直す事が出来るようにご自身の五感

を使った診断力を高めておきましょう。