逆芽は芝の抵抗が強い
Question
グリーン回りの寄せが上手くいきません。
特に逆芽とか左足下がりとかですが、球が浮い
ていないと打てません。
アプローチのコツを教えて下さい。
Answer
まず、コツとか言うレベルではない事を認識し
てください。
外科手術はコツでしょうか?
サッカーのコンビネーションゴールはコツを聞
いただけで出来ますか?
ゴルフでは寄せワンは非常に重要です。
そして芝質や距離、ライなどによって打法が違
います。
逆芽はハンドレイトでバウンスを使ったポップ
アップ系のロブやフロップショットです。
これはヘッドスピードを上げて芝ごと刈るので
すが、 58 度で球を左に置いて高く上げます。
特に普通のコースではさほど厳しい状況ではな
いと思いますので、ハイピッチでヘッドを走ら
せて打っても出る場合もあります。
これを普通にローチップなどで打てばザックリ
でチョロや半分ショートと言う結果になり兼ね
ませんので、ヘッドを走らせる打法だけでも練
習する必要があります。
また、10 Y 程度ならばパティングチップと言う
打ち方があり、パターのようにウエッジを握っ
てヒールを持ち上げ、トウだけ着地するように
振ってトウ側の芯を外した部分で打ちます。
左足下がりは球が上がりにくいので、上げてす
ぐに止めるのは困難ですので、45 度ほどオー
プンにアドレスし、傾斜を半分に減らして打つ
事もあります。
プロも試合ではパターで転がしたり、オーバー
10 m 覚悟で打ったりしますが、基本はバンプ
アンドランです。
ところが最近は左足下がりでもポップアップで
高く上げて寄せる選手も出て来ました。
まだまだいろんなケースがありますので、まず
はそれぞれの打法を練習場でマスターし、それ
から現場で慣れるしかありません。
打ち方も分らず練習場で練習もせず、いきなり
本番では上手く行くはずがありません。
しっかりと練習場でそれぞれの打法で思ったキ
ャリーが出せるようになりましょう。