ヘッド送りで引っ掛けが

   ヘッド送りのなぞりによるイメージ出し

Question

 

最近 54 度のウェッジを開いてアプローチの練

習していました。

開いて打って真っ直ぐ打てるようになりました

が、PW を通常通り打つとフックが出るように

なってしまいました。

 

なにが原因なのでしょうか。

開いて打つ事に慣れると通常のアイアンに影響

出ますか?

 

Answer

 

ウエッジを開いて打つと通常は振り遅れ症状が

出て球が右に行きます。

いわゆる擦り球とか滑り球なのですが、寄せの

場合は距離が短いのであまり認識できません。

 

これを真っ直ぐに打つ練習をするとヘッド送り

をして、振り遅れを調整したのだと思います。

御本人に自覚がないかも知れませんが、ヘッド

を少し早めに先行させる事でタイミングがピタ

リと合い、そのタイミングが身についたと考え

られます。

 

そのタイミングで普通のショットをすると今度

はヘッドが走り過ぎて引っ掛けたりフック球が

出るのは原理的に理にかなっています。

 

この微妙なタイミングの違いはどちらも練習を

して、どちらも引き出しとして体が覚えるまで

鍛錬する必要があります。

まずは頭で理解することです。

 

フェイスを開いた場合、捉まりのタイミングが

違うのでヘッド送りをします。

その方法としては、ウエッジでフェイスを開く

時、手の位置を両脚の真ん中にして、そこでヘ

ッドが手を追い越すようなイメージで打つと簡

単にヘッド送りができます。

 

これだと普通のスイングにほとんど影響がなく

なるかと思いますので、まずはアドレスでの手

の位置を真ん中にして始動する方法と、普通の

位置から始動する場合の両方を体験されて、そ

の違いを体験してみてください。

 

なお、写真にあるタイガーはバンカーでそのヘ

ッド送りをする練習をしているところで、ヘッ

ドを先行させるなぞり挟んで打っています。