Question ゴルフ歴 27 年、未だに 80 後半 ~ 100 ちょ いをウロウロしています。 練習やラフ、難ライ、スコアを付けないラウン
ドなら全く問題ないのですが、60 Y 以内の花
道からは 100 %失敗です。 体が動かなくなったり急加速したりして全くの 初心者になり、どうして良いか分かりません。 Answer 花道は球が浮いていませんので基本は転がしに
なります。 転がしとは 9 番、7 番、など芯の高さが低い (ソールから芯までの距離が短い)クラブで打
つ事で、地面に触らないで真芯に届かせて打つ
チップショットやピッチショットの事です。 これを無理して 58 度で打つと、ほんの少しで
もズレるとザックリをやったり、それを気にし
てトップ、あるいは逆目などで引っかかるなど
トラブルの原因になります。 ウエッジは低重心とはいえ、バウンスをかなり 削らないと真芯まで届かないので、打ち込める
場合には良いのですが、距離が短く地面が硬い
と芯まで届かないので失敗が多いのです。 30 Y 程度まで飛ばせるなら打ち込んで芯まで 届かせてスピンを掛けて止められますが、20 Y 程度だと打ち込むと飛びすぎてしまいますの で祓い打ちで止まりません。 バウンス 4 度程度なら 60 度のウエッジでも 花道から芯で打つ事は可能ですが、ガチガチだ と跳ね返る事がありとてもリスキーです。 10 Y 程度ならパティングチップと言う、パタ
ーの打ち方でヒールを上げてソールが全部着地
しないようにトウ側の先だけで打つ方法や UT
などで転がすのも良いでしょう。
また、 40、50、60 Y は 58 度、54 度、50
度のウエッジで L ピッチです。
L ピッチとは 9 時 3 時のピッチショットで振
り幅を変えずに 58 度で 40 Y を打つ力と速度
で打ち、番手を替えるだけで 10 Y づつ打ち分
ける事が出来る技法です。
振り幅や力、速度を変えずに 54 度を持って同
じ事をすると法則性によって 50 Y の距離が打
て、50 度では 60 Y が打てます。
そして、その番手間は球の位置を半分ほど左右
にずらすだけで出す事が出来ますので、最もシ
ンプルな縦距離の出し方になります。
これはワンスイング方式で一番シンプルです。
クロックシステムは振り幅を変えますが、この
システムはどの距離も全く同じ深さです。
力も速度も全てを全く同じワンパターンにする
事で、試合などの緊張した場面でも一番ミスが
出難い先人の知恵なのです。
とにかくグリーンに近づけて寄せワンでパーを
取ったり、パー 5 を刻んで 3 打目でバーディ
ーが取れますので、実力を付けたい方はこの技
術を習得する事をお薦めします。