目的は様々
Question
クラブを短く持つという言葉がありますが、ど
んな効果が有りますか?
Answer
プロなどは試合の終盤でアドレナリンが出て飛
びすぎる時には良く短く握ったりします。
また、コントロールショットは短く握って、よ
り精度を上げることもその理由の一つです。
クラブは短いほど精度が上がりますので、短く
握ってミート率を上げたり方向を安定させる事
も大切です。
初心者の場合はこの理由から短く握って芯に当
たる快感を味わう事でモーティベーションが上
がりますのでレッスンプロが短く持たせる時の
理由はこれかも知れません。
ただ、問題は短く持つとウエイトバランスが変
わりますので引っ掛ける事があります。
ウエイトバランスとは振った時の感覚で、数値
が少ないほど軽く感じますので、逆に右にプッ
シュ気味な時の応急処置として短く持つのもあ
りです。
そもそも最近のクラブは異常に長くなっていま
すので、なかなか芯に当たらない事で、女子プ
ロでは男子用の長いクラブを 3 インチほど短
く握って打っている選手もいます。
長いクラブはその分ヘッドが軽く作ってありま
すので、それを短く握った場合はさらに軽くな
るのですが、もともとの長さが短いクラブはヘ
ッドも重いので女子には振りにくいかも知れま
せん。
気づき難いのは寄せです。
グリーン周りの 20 Y - 30 Y 程度のチップショ
ットですが左に引っ掛ける事がありますが、こ
れは普通に握るとトウが浮いてフェイスが左を
向くからで、短く握る事でトウが浮かなくなっ
て真っ直ぐに打てるようになります。
フルショットはトウダウンするのでトウを浮か
せて握るのですが、寄せなどのゆっくりと振る
スイングはトウダウンはしませんのでフェイス
は右を向いたままです。
このように短く握る事もそれなりの理由があり
ます。