ゴルフ肘の予防には

 

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飛ばすほど傷める可能性が

Question

 

レッスンと練習場に合計で週 3 ~ 5 回通ってお

り、コーチの指導のもと、今までより力強く振

るようになりました。


飛距離も方向性も良くなったのですがその分、

肘も痛くなりました。

 

そこで、ゴルフ肘の事なのですが、連日通わな

い方が良いですか? 中1日とか、間を開けた

方が良いですか?

 

Answer

 

通称ゴルフ肘とは左の肘が痛むことで、筋肉で

はなく腱などが痛む事をいいます。

 

右腕のゴルフ肘は右腕主導の方で、テニス肘

同じです。

この原因は主にリストローテーションです。

 

ローテーションとは骨を軸とした回転で、握力

を入れたまま回転させる事で腱が炎症を起こす

事なのです。

この場合は練習の後はアイシングをする事で多

少悪化を抑える事ができるようです。

 

また、グリップの握力を終始マックスで握って

いるとなり易いのでインパクトゾーンだけ握っ

て、あとは軽くクラブが飛ばない程度に握るだ

けにします。

どうしてもローテーションが必要な時には手首

ではなく腕全体を回転させるアームローテーシ

ョンにします。

 

そして次に、どのくらい腕を使うかですが、す

でに痛いのでしたらしばらくお休みです。

ヘッド速度を上げる技術は数多くあるのですが

上げれば上げるほど腕に負担が掛ります。

 

オンプレインで振っていても、引き落としの速

度によってはその分握力が必要ですので、左肘

への負担が大きくなります。

 

また、右肘が痛む場合も同様に打ち込みと被せ

の捻じる動作を辞めて、コックしたまま押し込

む打ち方をしばらく定着させる事です。

 

体は生まれつき丈夫な人や弱い人がいます。

軟骨や椎間板、腱や靭帯と言った血管のない部

位は鍛える事ができないために、傷めないよう

に使うしかないようです。

 

これらの部位が丈夫でない方は、それに耐えら

れるだけの負荷内で最大の効果を出すしかあり

ません。

 

したがって、しばらくはコントロールショット

だけにして、飛ばさない置きに行く打法だけで

ゲームを作る攻略法をマスターし、試合などの

硬いグリーンは完治してからにしましょう。

 

また、後ろ倒しや前倒しなどの腕に負担の大き

な技術を組み込まず、オンプレインでシンプル

に出来るだけゆったりと打つ練習です。

 

取り合えず練習の後は冷やすなどのケアをし、

練習量を減らして休ませる事や打間を空けたり

スピードを落としたり、普段の生活でも負担の

大きな動作を避けると良いでしょう。