パターの距離感

 

歩測で 10 歩分のストローク

Question

 

プロはパターどこで練習してるのでしょうか?

練習場とかシュミレーションあっても実際にゴ

ルフ場に行かないと練習にならないですよね。


そもそもパターの距離感がないので、距離を合

わせろと言われてもその感覚を身に付ける練習

ができません。

 

パターはクラブの中で一番使うのでとても大切

だと思うのですが。

 

Answer

 

パターの 1 cm もドライバーの 300 Y も同じ一

打ですのでまずは思った方向に思った距離が打

てるようになる事が基本中の基本です。

 

しかし、これがなかなかプレッシャーの中では

できなくなります。

体が硬直したり、パンチが入ったり、酷い時に

は始動できない事もあるのです。

 

練習はプロ達は試合の週に会場に行っていくら

でも練習できます。

試合に出られない選手達はラウンドレッスンや

所属しているゴルフ場でも練習ができますので

問題はありません。

 

マチュアはコースに行った時にラウンドの前

後の時間で練習グリーンでできます。

本当に練習をしたいのでしたら、ラウンドの前

後にいくらでも出来ます。

 

パターで重要な事は距離感です。

カップを見て目をつぶってその距離が一回で出

せるかどうかですが初心者は計算が必要です。

 

計算とは歩測して、まず 5 歩の距離だけの強さ

とスピードを完全に記憶します。

この記憶は基準を設けると安定します。

 

まずアドレスして球を左目の真下に置き、右足

の内側までテイクバックし、そこから一定の強

さで打って 5 歩分の距離を打ちます。

 

これで右足の外側まで上げて打つと 10 歩分、

そこからさらに足幅分だけテイクバックを大き

くすると 15 歩と言う具合に目で見て縦距離を

コントロールします。

 

歩測をしてストロークの幅で縦距離を出せばま

ず3パットする事がなくなります。


十分に練習ができていると、年月が経つ内に自

然と輪投げ感覚で見ただけでその距離が打てる

ようになります。

それまでは計算です。

 

そして、感覚だけでその距離が出せるようにな

ったら、登りは仮想カップを本当のカップの先

に設定し、逆に下りだったら手前に仮想カップ

を置くと良いでしょう。

 

寄せやパットはとにかく経験です。

女子プロよりも素人のお爺ちゃんの方が上手い

と言うくらい経験が物を言います。

 

普段は基準となるスピードや力を一定にする練

習を自宅のマットですると良いでしょう。

パティングマットなどで毎日一定の距離を打つ

練習によって力加減とスピードを定着させる事

で、コースによってグリーンの速さが違っても

合わせる事ができます。

 

力加減が一定になるとそれを基準にコースの練

習場で打ってみて、 5 歩以上転がったらそのコ

ースのグリーンは速い、短ければ遅いと言う事

が分かります。

 

そこでぴったりと縦距離が出るストロークの幅

が分ったら、その幅に右足を置くスタンスにす

ると、その日のそのコースのスタンス幅だけ覚

えれば一定に打つ事が可能です。

速い時は振り幅(スタンス幅)を狭くし、重い

時はストロークを長くすれば調整できます。

 

この力加減や速度はある程度定着しますが、2

週間実際のグリーンでの実践がないと忘れます

ので、スコアメイクする時には事前に練習ラウ

ンドをして感覚を取り戻すと良いでしょう。