切り返しで沈む?

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Question

 

プロのスイングをみているとほとんどの選手が

切り返しからアドレス時よりも膝を下げて沈み

込んでいますがこれはなぜでしょうか。


Answer

 

実際には沈み込んでいるような野球で使う「踏

み込み」と言う動作を入れて打つ打法と、右足

の踵を上げて膝が前に出るので沈み込んで見え

る打法とがあります。

 

前者はスクワットジャンプと言う飛ばしの技の

一つで、俗にいう地面反力と言う蹴りです。

 

これはドラコンなどではできるだけ大きくして

ジャンプしている最中に打つのですが、下から

持ち上げる上昇軌道によってスピン量を減らす

効果だけではなく、ブランコ漕ぎ効果として遠

心力を増す働きがあります。

 

普通のゴルフではドラコン打法の 20 %も入れ

れば充分なので、それ以上はミート率が下がる

懸念があるために組み込んでいません。

 

また、右足の踵を上げる打法では右母指球でや

はり地面を踏みつけて膝を内側に入れ、同じよ

うに右脚の蹴りを組み込んでいます。

 

2000 年頃のタイガーウッズの振りに行った時の

スイングは見えないくらいレッグアックションが

速く体が回転していますので、踏み込んでからジ

ャンプと言う形には見えませんが、左右の脚の蹴

りをタイミングをずらして入れています。

 

よりミート率を上げるには頭が上下運動をせずに

下半身や胴体だけ上下運動をする事でより安定し

てスムーズに回転します。

 

バッバワトソンなどは圧縮打法で起き上がりがな

いだけではなく、下はジャンプしていてさらに圧

縮を大きくしています。

 

打法選択は個人の自由です。

世界のトップクラスはどこまで飛距離を伸ばして

曲げないかを追究していますので、動作は恐らく

全て出し尽くされていて、その中のどれを組み込

むかの選択になっています。

 

このクラスは 300 Y をキャリーで超える世界です

ので、中高年の方は体に負担が大過ぎますのでお

薦めしません。