Question
左腰シフト、左膝から、腰の回転、左お尻を引く、と様々あ
りますが、トッププロはどこで切り返しをしているのでしょ
うか。
Answer
切り返し時の動きはバンプで右足の踏みつけとヒップスライ
ド、ダンプで腰引きと左脚の蹴り、そしてターンではインパ
クトで右足の蹴りが入ります。
これでヘッドが一番奥から戻ってくる時を切り返しと呼ぶの
であれば体とのタイミングは 3 種類に分類できます。
一つはトップで体も手もヘッドも完全に止めて間合いを置い
てからバンプ、ダンプ、ターンを行うと言ういわゆる松山選
手の打ち方です。
そして二つ目は、腰を止めて捻じり上げるためにトップでは
きつくて止めている事ができずに、一番奥に行った瞬間にバ
ンプに入ります。
したがって間合いが少し減って切り返しが早くなります。
そして 3 つ目はヘッドが一番奥に行く前にバンプのヒップス
ライドが重なって、トップで引っ張り合う手法です。
これはトップではほとんど止まっていません。
世界の選手達は腰を止めたままワインディングで捻じり上げ
このトップでぶつけて引っ張り合いの反動を使った打法で打
っていますので飛距離が違います。
日本人選手は前者の選手が多く、松山選手は最近は腰を止め
たようなテイクバックをし始めているようですが、まだトッ
プでぶつける手法は組み込んでいません。
一番楽なのは前者で正確なのは中者、そして飛距離が出て正
確なのは後者です。
タイガー打法は 30 年前にこの後者の打法で革命的な進化を
なしているのですが日本にはまだ上陸していないようです。
ドラコン選手はこれを入れているのですが、レギュラーツア
ーの選手達は昔の古い打法を教えてもらって育っていますの
でなかなか世界のトップレベルの高等技術が広まりません。
この 3 つの打法のどれでも定着させて安定すれば問題はあり
ませんので、ご自身の好みで選択すると良いでしょう。