上達するための練習量と頻度

闇雲に練習量を増やすだけでは乗り越えられない壁


Question

 

ここ最近 10 ラウンドは 80 ~ 87 までで収まっています。

後半ハーフ 37/13 パットは出ましたが、前半 30 台が出ずな

かなか 80 が切れません。

片手シングル以下の方はどのくらいの練習をしているのでし

ょうか?

私は 100 球をほぼ毎日になりました。


Answer

 

ちょうど 80 の壁に来ておられるようですね。

バックティーからだと 80 がどうしても切れないと言う大き

な壁があるようです。

ここから練習量とラウンド数を増やすとイーブンで回れるよ

うにはなるのですが、今度は 70 の壁が出て来てそれは乗り

越える事ができません。

 

パー山の頂点が 72 ですので、これで調子が良く、体調も天

候も運も全てが良いと 2 アンダーくらいは出るのですが 60

台はまず出ません。

 

80 の壁は確かにラウンド数が少ない事なども要因なのです

がこの際ですからパー山からバーディー山に乗り換える事を

お薦めします。

 

バーディー山とはパーではダメだと言う世界です。

片手シングル以上の方達はそのメンタルで真剣に練習されて

おられると思いますが、両手シングルまではパー山なので何

とかグリーンに近づけて拾ってパーが取れればいいと言う内

容で回っているかと思われます。

 

したがって、目標はパーオン 100 %です。

これにはバックティーからだとドライバーの飛距離を伸ばす

事、そしてアイアンの精度を上げて寄せワンの練習です。

 

となるとほとんど全てを改造する事になる方もおられますが

初心に戻ってまた最初からやり直すくらいの覚悟がないと先

に進みません。

 

質問者さんは練習量だけだと思っておられるようですが、実

は技術がたりないのです。

飛距離を伸ばす技術、グリーンを外さないアプローチの技術

そして寄せワンができる寄せの技術や引き出しが必要で、特

に 9 番アイアン以下のウエッジなどはデッドに狙って 2 Y 以

内に止める練習です。

 

最終的にはこの 2 Y 以内を 10 球中 10 球出せるところまで引

き出しを増やしながらベタピン率を上げる事が課題です。

 

アプローチの打ち方には何種類もあって、短い距離と長い距

離では打ち方を替えて何種類もの引き出しを作る事で、その

距離では一番ミスがない打ち方をマスターする事でベタピン

率は上がります。

 

ところがほとんどの方は同じ振り方で弱く振って緩んで失敗

し、強く振って曲げてミスが一生なくならないのです。

 

この打法の引き出しにプラス球位置を変えたり曲げ球を使う

などの色々な技術を身に付ける事でコンスタントに 60 台で

回れるようになります。

 

今回が最後の改造だと思って、徹底的に全てを全部取り換え

るくらい改造し、それを 3 年掛けて固めればプロ級になるの

ですが、ためらったり、もったいないと思って山を乗り換え

ないとどんなに練習してもパー山の頂点で終わりです。

 

上達するかどうかはやる気があるかないかだけですので、も

っと上を目指して頑張ってみては如何でしょうか?