ラフからの 60 Y ショット

芝質や沈み具合によって打ち方を替える

Question

 

60ヤードちょっとというアプローチが苦手です。

短く持っても鋭く振りぬくとラフからはフライヤーになって

飛びすぎることがあり、一方で軽く振ると芝生に食われて距

離が出ません。

 

そこで質問ですが、50~60ヤードのラフからのアプロー
チをうまくやる方法ってありますか?


Answer

 

打ち方は色々とあり、それらの引き出しを増やす事が次のス

テップです。

ラフからのアプローチは基本的にはハイピッチです。

また、芝が太くてネチネチだったり長くて重い場合にはフロ

ップショットなどを使います。

 

また、落ちてからすぐに止めたい場合などはポップアップシ

ョットやロブショットがありますので、質問者さんの打ち方

は恐らくローピッチなので沈み具合や逆目などではミスがな

くならない打ち方です。

 

まず、ハイピッチですが両腕を引き付けて両肘を体につける

くらい球を近くに置き、肩だけで振ります。

右肘をできるだけ曲げないように肩を大きく回すと精度が上

がります。

そして、手首を柔らかくしてコックアンコックを入れてイン

パクトまでは柔らかく、そしてフォローはしっかりと両手の

握力を入れたままフェイスを返さずにフィニッシュです。

球は浮いていますので終始左手の握力は緩めず、軽く握った

まま振ります。

 

これで芝が長い場合には右手でインパクト以降に押し込みを

入れるフロップショットで草の抵抗分だけ力を入れます。

これは事前に素振りをして芝の重さを測っておきます。

 

さらに、芝が太かったり重い場合にはヘッドを走らせるポッ

プアップショットやロブショットで高く上げて飛距離を抑え、

しかもヘッドスピードを上げると緩みがなくなります。

 

60 Y の重い芝からでしたら 58 度でフルスイングしても良い

かも知れません。

ヘッド速度にもよりますが、球の位置を左に置いたり、真ん

中や右に置いて飛距離を調整し、落下地点が上りや下りと違

う事がありますので、落ちてからどれだけ転がるかによって

選択します。

 

グリーンの硬さや風、斜面の角度などによってどれだけ上げ

るかなどを決めますのでまずは打ち方を習得し、自由自在に

高さやヘッド速度をコントロールできるようにして、あとは

現場で経験を積んで縦距離を覚えて下さい。

 

寄せワンが上手く行かない人は引き出しが少ない事も原因の

一つですので、 10 種類くらいはメニューを持って全てを練

習していつでも使えるように仕上げておくと良いでしょう。