力感なく飛ばせるのはなぜ?

トップで時間差を作るとゆったり感が出る

Question

 

よく上手な方・飛ばし屋を見て、軽く振っている様に見えて

飛ぶねと言う事があると思いますが、本人は力を入れている

よと言います

 

本当に力感無くアプローチの延長の様に感じます。

力の入れる箇所を勘違いしていると思うのですが、私がやる

と本当のアプローチ距離になってしまいます。

この感覚で徐々に距離を伸ばして行けば良いのでしょうか?

 

Answer

 

力感がないのは体の使い方が分かっているからで、手振りで

もなく、しかも力で振るスイングではないからです。

そして力感があるスイングとは力を入れる筋肉やタイミング

が違うと言えるでしょう。

 

体重移動や体の張りを最大限に活用し、弓とムチ効果や圧縮

などによって全身の筋肉を使うとゆったりと振っているよう

に見えます。

 

人間の筋肉は 7 割が下半身だと言われていますので、それに

腹筋などの胴体の筋肉を合わせると 8 割以上になるかも知れ

ません。

手振りでいくら頑張ってもマンブリ感や力み感が出るだけで

パワーには限界がありますので、腕や手は脱力したまま何も

しないと言う打ち方にすると方向が良くなります。

 

極端な話、寄せで使うピッチショットはほとんど手や腕は使

っていません。

この打ち方で仰るように胴体や脚腰パワーで飛距離を出すと

言う振り方にすると飛んで曲がり難くなります。

 

体重移動バンプで左に移動する事によってヘッドにが重く

なります。

球の反発力を使う事で飛ぶのですが、ヘッドをできるだけ重

くする打ち方にする事で球をつぶせるのです。

 

例えばハエ叩きのような軽い物で打っても飛びません。

適度に重さがあって、同じ重さでもしっかりと押し込みを大

きくして握力を最大にしたまま体重をのせるとヘッドの重量

が増えます。

 

また、バンプでヒップスライドをする時に上げ置きをして肩

を開かずに手も降ろさずに体を弓にすると体全体にエネルギ

ーがタメられて時間差が生まれ、その解放時のバネでパワー

が最大限に発揮されるのです。

 

したがって、一番力を入れるのは切り返しで、体が捻じれて

張りを最大にし、その解放の力と体で打つのです。

 

ヘッドを走らせてヘッドスピードで飛ばそうとすると点で打

つ事になって方向が安定しずらいので、腕や手はピッチング

ショットと同じようにほとんど何もせずに固めて引き落とす

だけで、パワーは腹筋や腰の開き、両脚の蹴りなどで作るの

で、高度な技術が組み込まれたボディーターンを習得される

と良いでしょう。

 

また、軸ブレがあるとスムーズに回転しなくなりますので、

無駄な動きを排除する事も大切かと思います。